Kindle Unlimitedの一ヶ月無料お試しを使って読んでみた本。
「人生はタイム・マネジメントで変わる! タイム・マネジメント基礎編」 (フランクリン・プランナー・ジャパン株式会社)
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自分のタスクの時間管理について見直すために選んでみたタイム・マネジメントの本。
有名な「七つの習慣」のところからでている本で、この本も「七つの習慣」をベースにしたものです。
「七つの習慣」自体も読んだことがあり、なるほどなと思ったのですが、分量が多いので読むのが大変だった記憶があります。このタイム・マネジメントの本は、時間管理についての部分だけがコンパクトにまとまっており、分量も少なめなので読みやすかったです。
大枠としては、
- 自分の価値観を明文化する
- 価値観に合わせて長期(年、月)の目標を設定する
- 目標をもとに週間の計画を立てる
- 日々の計画を立てる
という流れ。
段取り七分仕事三分で、予定を立てられれば実際の半分以上は終わったようなもの。効率も上がる。
「現状とこれからを認識して予定を立てる」ということ自体が重要であり、その後に出来上がった計画表はそれほど重要ではない。計画表に縛られすぎず、やっているうちに計画の変更が出るのは当たり前。
目標は「SMART」であること。
- Specific 具体的
- Measurable 計測可能
- Action-oriented 行動を促す
- Realistic 現実的
- Timely すぐ行える
日々のタスクは優先度で3種に分ける。
- A. 最重要, その日になにがなんでもするもの
- B. 重要, その日にすべき
- C. 延長可能, その日にできればいい
優先度の高いものからやることで、たとえやりきれないタスクがでたとしても、重要なものは終わっているので問題になりにくい。
自分の時間が決まっていないタスクも、他の人とのミーティングのような時間固定の予定のように、その日のまだ空いている時間に割り振る。割り振っておくことで、急に別の予定が入りそうになっても、他の予定と同じように「予定が入っているから」という理由で断るわれる。
他の人とのミーティングのような予定は、開始時刻だけでなく終了時刻も意識する。
逆に、自分のタスクは、〆切(終了時刻)だけでなく開始時刻も意識する。
前日や開始前にタスクリストを作り、あとで振り返る。
次の日に延長したタスクの量や傾向などを把握できて、先送りの原因の把握ができる可能性もある。計画づくりの修正に使えるし、自身の変化の履歴として残しておける。
タスクの実行の仕方は「しない」「自分でやる」「他の人に委任する」の3択から選べる。
重要でないものなら「しない」で良い。
「他の人に委任する」際には、「仕事を頼んで申し訳ない」「つまらない仕事だがすまない」といった依頼の仕方ではなく、その仕事によってその人の成長を考えたりその人にとっても重要になる理由を考える。依頼する人のレベルやスキルを考えて依頼する仕事を選べば、両者ともWin-Winの関係となる。