自分ではなく家族が使う、古いmacbook proを新しい(といっても自分が使わなくなった古い)macbook proへの移行作業をしていて、いろいろ詰まった部分はあるけれど最終的にはうまくいったので、その覚書。
結論としては、macbook proの機体に入れられる最新のOSをインストールしてから、timemachineで以前のmacbook proのデータを移行するのがうまくいった。
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前提
移行元の古いmacbook pro
・2015年のmacbook pro
・もうバッテリーがダメダメになっていた
・中身はmacOS 12 Monterey までアップデートして使っていた
移行先の新しいmacbook pro
・2019年の macbook pro
・新しいといっても古い
・2015年のものよりはバッテリーがちゃんと持つ
・もともとはmacOS 13 Ventura までアップデートしたものを入れて使っていた(それ自体は別の新しいmacbook proに移行して、この機体は使わなくなっていた)
移行先のmacbook proのデータ消去
Macを売却、譲渡、下取り、リサイクルする前にやっておくべきこと
上記を参考に、移行先のmacbook pro内のデータを消去した。
6. Macを消去してmacOSを再インストールする
1. macOS復旧から起動します。
2. 復旧からディスクユーティリティを使ってMacを消去します。
3. 復旧からmacOSを再インストールします。
4. macOSを再インストールした後、Macが再起動して設定アシスタントが表示されます。設定を続けずに、「command + Q」キーを押してシステム終了してください。
上記の項目の中の、6.の「2. 復旧からディスクユーティリティを使ってMacを消去します。」までを実施した。
(今思うと、2の消去までで止めたのが良くなかったかも)
また、移行元の古いmacbook proは、外付けのHDDにTimemachineでバックアップを取っておいた。
Timemachineからの復元(うまくいかなかった部分)
上記の「2. 復旧からディスクユーティリティを使ってMacを消去します。」までやった状態のmacbook proに、バックアップの外付けHDDをつなぎ、「command(⌘)+ R」キーを長押ししながら起動して、
macOS復旧から起動する方法
にある画面の中から、「Timemachineからの復元」を選んで、復元してみた。
一晩くらいかけて復元し、起動してみる。
まず、下記と同じ問題が発生したので、対処して、ログイン画面にたどり着けるようになった。
Can't Boot after uninstalling Teamviewer on Mac OS Catalina
(これが macOS Catalinaで起きている問題だったのも何か原因が推測できるところ)
ログインした後に、Finderが起動しない問題が発生。
なんどか再起動や復元のやり直しをやってもダメ。
macOSをインストールし直してから、Timemachineで復元をしてみようと思い、macOS復旧から起動しなおす。
選べるmacOSインストールのバージョンが macOS 10.15 Catalina (2019年で、このmacbook pro発売当初のもの)になっている。これだと、TImemachineの中身のOS(macOS 12 Monterey )よりも古いバージョンなので、移行はうまくいかないだろうと思った。
うまくいった方法
「2. 復旧からディスクユーティリティを使ってMacを消去します。」までやった状態のmacbook proを用意。
macOSを再インストールする方法
上記ページに、
「option + command + R」を使ってインターネット復旧から起動した場合は、お使いのMacが対応している最新のmacOSがインストールされます。
と書かれていたので、「option + command + R」を押しながら起動。
すると、2019年のmacbook proの場合は、macOS 14 Sonoma がインストールできる。
そのまま、macOS 14 Sonoma をインストール。
macOS 14 Sonoma をインストールした後に、初回の起動でいろいろ進めていくとTimemachineから移行することを選べる画面が出てくるので、そこでTimemachineから移行。
その後は特に問題も無く使えるようになった。
まとめ
結論としては、macbook proの機体に入れられる最新のOSをインストールしてから、timemachineで以前のmacbook proのデータを移行するのがうまくいった。
作業を見返してみると、最初にうまくいかなかった、macOS復旧から起動した画面で「Timemachineからの復元」を選んだ部分。
これは、この選択が悪かったというよりも、この時の起動方法が「command(⌘)+ R」キーを押しながらで、macOSの再インストールで出てくるバージョンがmacOS 10.15 Catalina (2019年で、このmacbook pro発売当初のもの)だったのが良くなかったのかなと思う。
「Timemachineからの復元」だと、Timemachine内にmacOSもあってそのまま移せることをイメージしていたけれども、実際はmacOSを別でインストールし直してTimemachine内のOS部分以外のデータを移行するみたいなことをしているのかなと思う。
そのため、最初に行った手順だとmacOSとしてはmacOS 10.15 Catalinaがインストールされ、catalinaで起きている問題が発生し、バックアップデータよりも古いOSなので起動後もうまく動かないみたいなことになったのかなと思う。
普通に新しいmacbookに移行する際には、新品の最新のmacbookを買ってきて、それには最新版のmacOSがインストールされた状態なのでそのままtimemachineのデータを移行して特に問題は起こらない。
今回のような、古いmacbookだけど中身のOSはその機体で使える最新のものにアップデートしていて、これまた最新ではないけど前述のものよりは新しいmacbook、だけどその発売当初のmacOSは、前述のmacOSよりは古い、というような込み入った状況じゃないと起こり得ない問題だったんじゃないかなと思う。
見返せば当たり前のことだけど、5年に1回くらいしか行わない作業なので、ハマることは多いんじゃないかと思う。