この前の台風の裏で、家庭用のNASをセットアップしていました。
スマホの写真や動画の容量が多くなってきたため、月額を払ってクラウドストレージを使う代わりに、家にNASを置いて家族で共有して写真や動画を保存しておけたら良いかなということでNASを導入しました。
NASについては下記ページがいろいろと参考になりました。
NASの違いと選び方 | cman.jp
NAS LIFE
buffaloやIOデータなどのNASも候補にあったのですが、
Synologyの Synology Photosというアプリが使いやすそうだったのでsynology DS223jという機器にしました。
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購入した物品
合計で5.5万円くらい。
Synology シノロジー DiskStation DS223j
東芝DT02シリーズ 3.5インチ 2TB 内蔵HDD
Seagate BarraCuda 3.5インチ 2TB 内蔵HDD
Synologyは、ハードディスクは別売りタイプなので、うちの家庭で使うだろう容量に合わせて2TBに。
NAS用のHDDもあるのですが、金額的に少し高めになるので普通のデスクトップPC用のHDDにしました。
RAID1(厳密にはRAID1っぽいsynology独自規格のSHR)で使うので2TBを2台。故障時期がズレるように別のメーカー(TOSHIBAとSEAGATE)に。
NASのセットアップ
中身はこんな感じ。
ハードディスク取り付け。HDD1(上)にTOSHIBA。HDD2(下)にSEAGATE。
取り付け完了。
あとは、NASのバックアップ用にUSB接続の外付HDD4TBも用意してました。
家のルーターとLANケーブルで繋いで、電源や外付けHDDも繋いでハード的な準備は完了。
DS223jを起動してセットアップ。
同じネットワークに繋いでいるPCから、webブラウザ経由でNASの設定とかをいじれます。
これは初回のNAS用のOSを入れているところ。
初回に「ドライブチェックをする」を選んだらだいぶ時間がかかり、そのまま放置して明日に。
完了したあとのNASのデスクトップ画面がこんな感じ。
その後、外部ネットワークから接続するためのQuickConnectアカウントを作成したり、NAS側で家族用のユーザアカウントを追加。
スマホ側でSynology Photosのアプリを入れて、先程つくったユーザアカウントでログインして無事に使うことができるようになりました。
ただ、初回のデータの移動が結構時間がかかって、200GBくらいのデータで2日間くらいバックアップとってました。
スマホからというのと、同じ家のネットワーク内とはいえ無線LAN経由でデータを送っているから結構時間がかかったのかも。
Synology Photosのアプリでの写真の表示とかは、家の外からでもまぁまぁな速さで表示できるので使用感としては十分な感じ。
顔認識で自動で写真にタグ付けしてアルバムにまとめたりもしてくれているのは結構便利かも。
それから、外付けHDDにバックアップを取るためにUSB CopyというアプリをNASにインストールして設定。
Hyper Backupというアプリもあったが、共有フォルダのバックアップのみで個人のフォルダのバックアップの仕方が分からなかったので、USB Copyのほうにしました。
Hyper Backupのほうが復元はしやすいらしいが、USB Copyはそのまま別のPCに繋げば中身が見れるらしいので一長一短。
USB Copyでのデータバックアップは、スマホからのバックアップと比べたら短時間で済んでいました。
その後、週1の定期的なバックアップの設定や、ゴミ箱内のデータを定期的に削除するスケジュールなどを設定してセットアップは完了。
ちなみに、HDDの情報を見たら、HDD1のTOSHIBAに比べてHDD2のSEAGATEが温度が高いことがちょっと気になりました。
HDD2は位置的にもう一つのHDDとマザーボードに挟まれているから温度が高くなるのか、それともHDDの性能的なものなのか。
終わりに
ということで、家にNASをセットアップした記録でした。
そこまで難しいところは無く、外部ネットワークからの接続もすぐにでき、NASのローカルIPアドレスの固定なども特にせずに使えています。(アドレス固定したほうが良いのかもしれないが、synologyのシステムで勝手に探してくれるので必須ではなさそう)
こだわろうとするといろいろと設定できるのだろうけど、シンプルに使うだけなら簡単に使い始められるという感じでした。
金額的は、できれば5年くらい何事もなく動いてほしい。