僕が好きな小説に、時雨沢恵一さんの「キノの旅」シリーズがあります。
高校の頃に読み始めて、その後今に至るまで全部読んでいます。
その名の通り、主人公のキノがいろいろな国を旅する話で、基本的にはひとつの国に1話割り当てられ、1冊で長いものから短いものまで10個くらいの話が収録されているという短篇集形式になっています。
電車などの短い移動中などに1話ずつ読み進められたりするので、読みやすくて読み続けているという側面もあります。
あとは、突拍子もない考え方をもった住人の国がよく出てくるので、そういう自分が常識だと思っていることを疑うということに気付かされるのも好きな理由です。

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このキノの旅ですが、いつの頃からか、年1回新刊が出版されるという習わしになっています。
週刊誌とか月刊誌の考え方を適用すれば、年刊文庫と言っても良さそうです。
そして、その年1回の出版がずっと10月なんですよね。
なので、「そういえば10月だからそろそろキノの旅の時期だな〜」と思って検索してみたら、なんと、10月10日の今日がまさに発売日でした。

電撃文庫公式サイトでキノの旅を検索してみると、ここ何年も10月10日が新刊発売日ということで定着しているようですね。
ということで、後ほど「キノの旅XVIII」を買ってきます。(18巻にもなるのか。そしてローマ数字はここまで来るとぱっと見わかりづらい)