絵本で有名なヨシタケシンスケさんの、イラストエッセイ。
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エッセイの一つに、
どうでもよすぎてわざわざ言わないことと、大事すぎて言えないことっていうのが世の中にはいっぱいあって、その両方に丁寧に一つずつ言葉をつけていく作業っていうのが、僕がやってて楽しいことなんじゃないか。絵本でやりたいのは、つまりそういうことなんじゃないか。
ということが書かれていて、まさにそんな感じのエッセイ。どうでもいいことと大事なことが絵と言葉で表されている。
まだ名前のない概念に名前をつけるというのは、絵本に限らずあって、そういう作業は大事だし楽しいんだよなと納得した。
ほかにも、共感できるヨシタケさんの独特なモノの見方が気軽に読めておもしろかった。