ディメンション・ゼロとかTCGの話。
当たり前の話だけれど、ゲーム中に実際に使えるのは、デッキに入れたカードの一部だけ。
当たり前の話だけど。
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このことを考えていたきっかけは、
以前、twitterでこかげさんが書いていた、「(鵑王戦レギュレーションでは)デッキは40枚ではなく50枚−10枚」という話から。
鵑王戦。デッキの組み方は40+10ではなく50-10。メインデッキ40に抜き差し……ではなく、対戦相手に合わせて持ち込んだ50枚を絞って40にするイメージ。理想状態の40を定める意味がない。それで戦えるというなら、それは残りの10枚が役割を持てていないということ。
— こかげ (@phannatics) June 5, 2022
2013年の全最は245構築2デッキ制禁呪合計10というレギュだった。本戦2位の強豪、じょんさんが当時言っていた「80枚で1デッキ」という言葉を今でもよく覚えているんだけど、近いところがある。50枚は40と10のふたつのかたまりではなく、50枚で連関している。
— こかげ (@phannatics) June 5, 2022
なるほどな、と。
そして、ふと、「デッキは40枚だけれど、ゲーム中に実際に使えるのはその一部だけだな」という当たり前のことについて考えていた。
D0は、初期手札が5枚で毎ターン1ドロー。
仮に10ターンで決着するとしたら、5+10で15枚のカードが手札に来ることになる。
また、プランのシステムがある。仮に10ターンの間にプランのカードが7枚使えたとする。すると、ゲーム中にアクセスできたカードは15+7で22枚。
ただ、D0は手札のカードをエネルギーにセットして、それらのカードは使えない。仮に7枚をエネルギーにセットしたとすると、実際に使用するカードは22-7で15枚。
カード効果などを無視した雑な試算だが、デッキ40枚のうち実際に使えるのは半分より少し少ないくらいなんだなと思う。
だからこそ、そのデッキの動きの根底になるカードはゲーム中に高確率で使えるように3枚積むのだろう。
そして、改めてみると2積み、1積みのカードというのはゲームに関わるかどうか心もとない感じがしてくる。
だいぶ前に、全最2016の環境で、自分は2積み1積みばかりのデッキをずっといじっていたことを思い出す。
D-0全日本最強決定戦2016@大阪 レポート
D-0全最2016使用デッキ 白青補給
ドローやデッキトップ操作があるにしても、こんな怪しいデッキを良く回していたなと思う。
ちなみに、2日目の決勝トーナメントの初戦(準々決勝)で当たることが決まったカズさんが、わざわざこのデッキを組んで回してくれていた。(こんな怪しいデッキをわざわざ作ってくれて申し訳ないやらありがたいやらだった)
その時、カズさんがこのデッキを「麻雀みたい」と表現していてナルホドなと思った。
1,2枚積みが多いためゲームプランは確定できず、今の手札と将来のドローから揃えられそうものを考え、捨て牌としてエネに置くカードを決めていく。
デッキのやれることが広く浅く(広いが不確実に)用意されていて、実際に何ができるかはカードの回りをみながらプレイ中に決めていかないといけない。
いろいろできる可能性があるのは楽しいけれども、不確実性に対処するためのプレイにカロリー消費が大きい感じがある。
3積みを多くして狭く確実性を上げるのか、1,2積みを多くして広く不確実にするのかは、結局のところはお好みでということになるんだろうと思う(ドローやサーチが多いかなどの、デッキタイプによるところもあるが)。
前に久しぶりにD0をやった感じだと、やはりいろいろできるデッキを十分に動かすには練度が必要なので、久しぶりのリハビリには3積み多めの堅めのデッキが良さそうだ。
ちなみに、今の望廊杯2nd環境だと、青単隊列がいろいろ幅広くできるタイプなのかなと思う。