最近見ていて興味深かったサイトの紹介です。
ゲーマー日日新聞
PS4などのコンシューマゲームやPCゲーム、ネットゲーム関連の紹介やコラムが載っているブログです。洋ゲーやFPSがやや多い感じですがいろいろなジャンルのゲームとその周辺の話題があります。
個人的には、この周辺の話題(プレイヤーやゲームの楽しみ方、翻訳記事など)が興味深くて、カードゲームづくりにも通じる考え方があるなと思って読んでいました。

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一応、このブログに辿り着いた経緯から説明すると、この記事から。
暇だったからValveの新入社員用マニュアルを20000字ぐらいで翻訳してみたよ
天下のGoogleよりも待遇が良いんじゃないかと噂されるゲーム会社Valveの新人マニュアルです。自分はあまり詳しくはないですが、ValveはFPSゲームが有名。そして、違法コピーが横行していたゲーム界隈に対して、Steamというゲームプラットフォームを開発&普及させた会社です。Steamは、音楽界で言えばAppleのiTunesみたいなもので、音楽も前までは違法コピー&違法ダウンロードが盛んでしたが、iTunesの音楽ダウンロードで利便性が向上して一般の人の違法行為が減ったみたいな感じです。
そんな会社の新入社員マニュアルですが、一般的な企業とだいぶ違った企業哲学が書かれていました。
主要ポイントを羅列すると、
・社員の上下関係は無し。全員対等。
・社内では自分で参加するプロジェクトや役割を探す or 提案する。
・社員採用が一番難しい仕事。
・自由であるがゆえに責任もある。
というもの。
全体で2万字と長いですが、面白いのでぜひ。

そういうところから入って、特に面白かった記事はこんな感じ。
現代のゲーム開発者が『DOOM』から学ぶべき3つのゲームデザイン | ゲーマー日々新聞
DOOMという昔のゲームが面白い理由と、最新のゲームでもただ単に複雑になっただけじゃ面白さにつながらないよね、という主張の記事。
ゲームの面白さの本質は、グラフィックの綺麗さとかそういうところではないなと参考になります。

マリオメーカーに挑んだふぅ氏の擁護とゲーム実況の衰退
主にニコニコ動画で行われている「ゲーム実況」について、その質が急激に低下した出来事とその問題に対して声を上げた実況者についての記事です。
ネットが普及したことによって、ゲームの新しい楽しまれ方として「ゲームのプレイを見る」という要素が普及したのですが、その「ゲームのプレイを見る」コンテンツの一つが「ゲーム実況」です。この「世の中の状況が変わったからゲームの楽しまれ方も変わった」というような、ゲームそのものだけでなくゲームの楽しまれ方についても考察しているところが、メタ的な視点な記事が自分としては興味深かったです。

「プロゲーマーを目指す専門学校」を見て考えたこと
上述した「ゲームのプレイを見る」コンテンツについて、最近話題になっているもう一つが「e-Sports」というもの。「e-Sports」とは、electoronic sportsの略で、デジタルなゲームでの真剣勝負をスポーツのように楽しむというもの。ゲームのトッププレイヤー達が対戦するのを観客たちが見るということで、「ゲームのプレイを見る」コンテンツの一つでもあります。ココらへんは、デジタルなTCGのハースストーンも「e-Sports」としてのイベントを行っているので、TCG界隈な自分としても気になるところでした。



ということで、広い視点で見た時にゲームデザインに参考になるサイトの紹介でした。やはりネット上にはまだ知らない面白いサイトがたくさんありますね。ただ、そういうところを見つけていきたい欲もあるのですが、受け手になるよりも自分で面白いものを作って出していくというほうが今現在は注力していきたいんですよね。そこはバランスを大事にで。