今秋に「デンキ街の本屋さん」がTVアニメ化するって話題をこの前書いていたと思いますが、その「デンキ街の本屋さん」の作者である水あさと先生の別の作品も読んでみたいなと思って買ってきました。
「マジカルシェフ少女しずる」という漫画です。

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設定としては、変身して弁当を作ってバトルするという漫画。
あとがきにも書かれていましたが、料理漫画と魔法少女ものとバトルものがやりたかったってことなので、それを無理矢理一つに詰め込んだらこういう風になるだろうなと納得しました。
パロディや無理矢理な展開が多くてツッコミどころが満載です。強そうな四天王の設定を詳しく書いているのに無かったものとして一気に飛ばしていったり、強敵が実は父や生き別れの妹だったり。
さらに、序盤は「弁当はフタが閉まってこそ弁当なんだ」というような決め台詞で無理矢理勝ってきたのに、最終的には「閉まらなくてもいい!」と言っちゃって、この他にも「いいのか!?それで!?」って思うところが多々あります。弁当勝負と言っておきながら最終的には論破できるかどうか勝負になっている気もするし。
私的には、「恥ずかしがる女の子を描くのがうまい漫画家さん」ってイメージを作者さんに持っていて、それを求めて読んでみたんですが、この漫画に関してはそういう方向性ではなかったみたいです。
本当に混沌としています。
ちなみに、こんな感じでも全部で3巻まであります。