本屋で衝動買いした本の一つ。
「かわいい色の本 デザインと言葉の配色ブック」(ingectar-e)
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かわいいはつくれる
自分はデザインをするのは好きだけれど、色選びが苦手で、以前も白黒のビラなら作れたけれどカラーのものになるとなかなか納得できるものが作れないという人です。
そういう時に、こういう配色の本を紹介した本があると便利だなと実際に使ってみて実感しました。(衝動買いでしたが、今日ちゃんと、これを参考にしてデザインを作りました。)
CUTE, RETRO, JAPANESE, 北欧などのジャンルに分けて、合計で48の配色パターン(1パターンあたり10色)が紹介されています。
1パターンあたり合計4ページずつ割いてあり、こんな感じになっています。
1-2ページにはその配色パターンを使ったイラストや、作例が多々。そして、その配色のイメージを表すポエムみたいなもの。
あとは、各色のRGBやCMYK、HTMLカラーコードといった情報。
3-4ページはこれ。
シンプルな模様や文字と色の組み合わせ。複雑な柄での色の組み合わせ例が載っています。
個人的にこの本が使いやすいなと思った点は、このように作例や実際の配色例がたくさん載っていること。どのように使えば直感的に分かるので、自分の作ろうとしているものにどのように利用できそうかがわかりやすいです。
また、ただ単に配色が並べてあっても実際に使おうとする時にはけっこう使いづらいのです。というのも、色を組み合わせる時に、その面積や用途も影響してくるから。例えば、「Aの色を面積の大きい背景に持ってきた時に前景の色に合うのはどの色か」とか、「Bの色の背景にCの色で文字を書いても読みやすいか」など。
配色には、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」といった、紙面の中でどのくらいの面積配分で色を割り当てるかという考え方があります。ベースカラーは背景として広い面積を塗り、アクセントカラーは注目を引いて印象を引き締めるために少ない面積で、などなど。そういった関係性は色をただ単に並べただけではわかりづらくて、実際にその面積配分だったり、用途(文字に使うとか注目させるイラストに使うとか)も例の中に含まれていたほうが分かりやすいのです。
そういう点で、作例や配色例が多く載っているこの本は使いやすいなと感じました。
今のところは、本に載っている10色そのままで、その中から選んで使っています。配色に慣れていったらアレンジとかもしてみたいです。
余談
著者のホームページを見てみたら、やはりオシャレ人間でした。
ingectar-e design site
デザインして、本をつくって、カフェを開いて。旅行中の風景や料理からインスピレーションを受けてデザインに活かすという、超絶オシャレライフですね。