Amazon primeで見ていた映画その2。
アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
過去に戻れるタイムトラベルができる家系の青年の話。
21歳になると、その家系の男だけタイムトラベルができるようになると父から教えられる。ただ効力は大きすぎるわけではなく、過去にしか飛べなかったり、自分が生まれる前には行けなかったり、世界の歴史を帰るような大きなことはできず自分の身の回りのことだけにしか効果がないというもの。
いわゆるタイムリープ物の作品にある、世界を救うみたいな大きな内容ではなく、一人の庶民の人生のなかだけで人生をやり直せたら何ができるのか?というような作品だった。
以下、ネタバレ注意。
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タイムトラベルができるというのも、万能な力ではなくて、過去に戻っても自分の力の範囲だけでしか時間の流れを帰ることができなかったり、他の人の考えを無理やり変えるなんてことはできないという点が現実的で印象に残った。世の中一般の最高や完璧を目指すのではなく、主人公の青年から見た最善を選んでいくところが、個人的に共感する内容だった。不思議系の妹が、悪い彼氏と付き合って大怪我をする場面では、一度は根本から問題を取り除こうとするけれども別の要因でそのルートは諦める。そして、大怪我をした後に妹のその後の方向性を変える選択をとるところは、タイムトラベルの力に頼って問題を解決するのではなく今まで培った一般的な力で問題をBestではないけれどBetterな方向に持っていくので、そこが特に好きだった。