Amazon Prime Videoでインド映画の「きっと、うまくいく(字幕版)」を見ました。
2時間50分という長編でしたが、途中飽きることもなく面白かったです。インド映画らしいダンス要素もあったし。

「男はエンジニアに、女は医者になれ。それ以外は価値は無い」という競争至上主義の学長が取り仕切る大学。そこに入学してきた、価値観を打ち破る自由人な学生ランチョーがその親友二人と一緒にいろいろしでかしていくというお話。
競争社会のプレッシャーによる自殺の問題とか、1番になること以外に本質的に大切なことがあるというテーマが感じられて、今の世の価値観を疑問視させられる映画でした。

(下につづく)

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ストーリーの流れとしても、前半に貼られた伏線が後半にどんどん回収され、最後にスッキリ終わる気持ちよさがありました。
邦題タイトル「きっと、うまくいく」の意味の「All is well」もたくさん出てきたし。

工学系の大学が舞台となっているので、『宇宙飛行士用にアメリカが無重力でも使えるボールペンを、莫大な資金と時間をかけて開発した。一方、ロシアは鉛筆を使った。』のネタとか、『試験の解答用紙の提出時間に遅れて、「1秒でも遅れたら受け取らない」「僕達の名前がわかりますか?」「名前など覚えていない」で、提出済みの他の学生の解答用紙に紛れ込ませて自分のがわからないようにぐちゃぐちゃにして逃げる。』のネタとか。ネット上で有名な懐かしいネタがあったのが印象的でした。
ちなみに、「一方、ロシアは鉛筆を使った。」から更に続く考え方があることをこの映画で始めて知りました。

時間はちょっと長めですが、面白い映画なので是非見てみることをおすすめします。

次は、最近話題になっているインド映画の「バーフバリ」を見てみたいです。