映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん | Amazon ビデオ

Amazonプライムビデオでいろいろと映画が見れるので試しに見ていたもの。
クレヨンしんちゃんのロボとーちゃんです。
クレヨンしんちゃんの映画は感動的な物が多く、これも同様でした。クレヨンしんちゃんのどの映画も基本的には家族愛がメインになっていると思います。

以下、ネタバレ注意。

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「映画 ロボとーちゃん」の作品上のキーワードは、「ロボット」と「亭主関白」です。しかしながら、実際に鑑賞した後は「クローン」と「父親としての心」が主テーマだと感じました。
野原家の父「ひろし」と全く同じ記憶と感情を持ったロボット「ロボとーちゃん」が作られる。最初は、ロボとーちゃんの見た目がもろにロボットであるため、野原家から受け入れられないが、父親として家族を思いやった行動をしていくことで、ロボとーちゃんが父親として受け入れられるようになる。その時に戻ってくる本物の野原家の父親のひろし。そして、どちらが本物の父親なのか揉める。ロボとーちゃんはロボットの体で力仕事や器用な仕事をなんでもこなせるが、ひろしのほうは非力でロボとーちゃんには敵わない。しかしながら、どちらも父親として家族を思う気持ちは同じものを持っている。能力は違うけれども心は同じ「クローン」に周囲の人がどう接するのかという構造が、新鮮でとてもおもしろかった。最初は、ひろしとロボとーちゃんは揉めていたが、ロボとーちゃんが洗脳改造されて亭主関白化し、なんとかして元に戻り、最後は共闘する。最終的にはロボとーちゃんがいなくなって日常に戻るの。能力は違っても同じ父親の心を持つ二人を、両方とも家族として扱っていたところから、家族としては能力よりも心が大事なのだということを悟らせる作品だった。

Amazonプライムで見れる映画には、前から見たいと思っていたものもけっこうあるので、また何か見てメモを残していこうと思います。