もう約1ヶ月経つんですね.
毎回,大森さんのミッドナイト清純異性交遊ラジオは録音してあとで何度も聞き返しているので,感想を書くのもいつも遅くなっています(年度末には引っ越しとかもしてたのでなおさら).

ということで,月1回の3ヶ月間限定ということで始まったラジオも,1度の3ヶ月延長を挟み,この第6回が最終回です.

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今回の放送は,大森さんがツアー真っ最中ということで残念ながら録音放送です,さらに,ラジオでも何回か話題に上がっていた菊井さん(漢字あってるのかな)もゲストでは呼べなかったとのこと.良い肉を食べて鋭気を養っているという菊井さんの話をとても聞きたかったので非常に残念です.

だがしかし,今回の放送では,視聴者に生電話という素晴らしい企画がありました.聞いた時に,「この企画どこで宣伝してたんだ!知ってたらメール出してたのに」と悔しかったですが,あの頃は病む病むオレンジ状態であんまりネットチェックしてなかったのでしょうがないか.

生電話では,埼玉に引っ越しを控えた33歳主婦さんとか,役所に行く予定なのにいざ電話をかけてみるとめんどくさくて今日は行っていないというクズっぷり.やはりリスナーさんには似たような性質を持った人が集まるんだなと思いリスナーさんに親近感を覚えながらも,大森さんみたいなクズだけどがんばるクズになりたいなと思いました.
そして,生電話の最後には,リスナーのリクエストに答えて大森さんが生弾き語りをするという非常に素晴らしい企画.終盤に電話に出れない人が続出していたのがもったいなくてしょうがなかったです.

「感情を込めてゆっくり,私,まさおのことほんと大好き」というラジオネームでマサオダイヤルを書き,コール0秒で通話をとった方もすばらしかったです.実際に喋ると焦ってうまく喋れない感じに親近感を受けました.また,「ラジオだとリスナーと1対1で聞いている感じ」と言っていたのも,この6ヶ月間ラジオを聞いていた身としても実感出来ます.

やはり,リクエストで生弾き語りという企画がすごくいいですね.もしも自分だったら,エンドレスダンスをリクエストしていたでしょう.ラジオで弾き語りを聞いて初めて感銘を受けた曲なので.
ちなみに,ラジオでは,このラジオで大森先生から学んだことをリスナーに聞いていたのですが,自分の場合はやっぱり「クズだけど頑張るクズなんで」が一番印象的です.これは大森さんが言っているからこそ重みのある言葉だなと思います.それ以前のラジオで,大森さんみたいなぶっ飛んだ人でもメジャーデビューして世の中でやっていけてるんだから,自分なんかもっと自分のやりたいことをやっていっても大森さんのぶっ飛び方には全然及ばないだろう,という思いを持っていたからこそ心に来た言葉だと思います.


この回だけではなくラジオ全体についての自分の感想を書こうかと思います.
まず,このラジオが無かったら自分は大森さんのファンにはなっていなかっただろうと思います.
今となっては自分でも違和感を感じますが,大森さんの音楽を初めて紹介してもらった時は,大森さんのことを単に「メンヘラっぽさを押し出したアーティスト」とか思っていました.
ライブでキスする話とか道重さんのことなどを聞いても,それぞれの情報は興味深いけど,それによって大森さんにそれほど興味をもてたといわけでもなかったです.
しかしながら,少し興味を持って大森さんのブログを覗いて見て,「こいつはなんかヤバイな」と思い,その流れで,大森さんの第1回のラジオの存在を知って,ラジオに辿り着いきました.

大森さんのブログは暗号なのでなかなか読みとくのは困難なのですが,ラジオはわかりやすくぶっ飛んでいて,いままで断片的だったキスの話とか道重さんのこととか,そういうものが繋がって大森さんというイメージを自分の中で強固なものにしてくれました.

ラジオを聞いていて思ったことが幾つか.

大森さんの音楽はラジオを聞いていると何倍も楽しめる.
これは,その曲を作った裏話が聞ける(「子供じゃないのよ17」はバンギャが「もう子供じゃないもん」って言っていたことから生まれたとか)というのももちろんあります.
その他に,大森さんのエピソードを聞いて,こういう人のならこんな詩も書きそうだなと妙に納得できたことも多くあります.コレについては,美大に通っていたという大森さんのエピソードと.「展覧会の絵」の歌詞の関係とか,1ヶ月寝ずにいてコンビニにたまに行っていたエピソードと,「私は面白い絶対面白いたぶん」の歌詞とか.
他には,ラジオで聞ける,いつも使っている言葉遣いが,もうそのまま歌詞になっているんだなということ.「私は面白い絶対面白いたぶん」の歌詞で「そうそうそうそうそうなんです」という部分があるのですが,それがラジオでの大森さんの口調そのままなのです.
そういう,大森さんの背景というか,楽曲での裏のつながりみたいなのが見れるのが,このラジオの良さの一つだと思っています.

ラジオを聞いて思った他のことは,大森さんが「本質」好きだということ.
ラジオの中で語ったエピソードで,「本質ブーム」の話もありました.その他にも,ラジオ内で「本質」という言葉がところどころに出てきていて,大森さんは音楽や活動を通して本質を見出そうとしているんだなという姿勢が伝わってきて,そういうところがすごく好きになったきっかけでもあります.



2度めの延長はなく,大森さんのラジオはこの回で本当に最終回です.
自分としては,残念だとは思っていますが,次への期待のほうが大きいです.というのも,何事も終わらせないと次の新しいことを始められないから.
このまま,延長を続けてラジオが続いてくれるのもいいですが,それだといつ終わるのか,次は延長されるのか心配しながら聞いていくことになります.
しかし,ここで一度終了して,数カ月後とかに「大森靖子の続・ミッドナイト清純異性交遊ラジオ」とかで週1とか定期の月1とかでラジオを再開してくれたらそっちのほうが断然いいじゃないですか.
個人的には,大森さんの話はディープなので,週1だと体に悪そうだから月1で1回の放送時間長めのほうが好みです.

ということで,大森さんのミッドナイト清純異性交遊ラジオの第6回,最終回の話でした.
ミッドナイト清純異性交遊ラジオに掲載されているメールアドレスに,ラジオ復活して欲しいメールを送れば復活する可能性もあるらしいのでやりませう.



余談
この4月の末に,大森さんのツアーファイナルのライブに行く予定なので今からとても楽しみにしています.