発明というのは既存のモノ組み合わせとはよく言ったもので、これもまさしくその例に漏れないです。

少し、インディーズゲーム(アマチュアの人が作ったゲーム)について調べていたのですが、その時に見つけたのがこのゲーム。

Crypt of the NecroDancer

「ローグライクゲーム+音楽ゲーム」というゲーム。
ローグゲームと同様に、ランダム生成のダンジョンの中でモンスターと戦ったりアイテムを拾ったりしながら進むのですが、その行動はすべて音楽のリズムに乗りながらやるというもの。

組み合わせはシンプルですがすごく面白そうです。

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プレイ動画を見てもらえば分かるように、見た目的にも面白いです。
モンスターもリズムに合わせて行動するので、洞窟の中がダンスフロアのようになっているという。
リズムに乗りながらでないと行動できないので、リズムから外れるとモンスターに一方的にやられてしまう。一方で、リズムに乗り続けられると、音ゲーのコンボボーナスのように手に入るお金が増えたり与えられるダメージが増えたりするボーナスがあるようです。

武器によって射程や攻撃力が変わったり、持てるアイテムが限られていて次のフロアに持っていくものを取捨選択しないといけない点は、ローグゲームそのものの面白さですね。そこにリズムに乗る時間的な制約が加わっているので、短い時間で的確な判断を下さないと行けないようになっています。

さらに、モンスターもそれぞれ行動パターンがあり、それがリズムに乗りながらなので、攻撃のタイミングをあわせられるとまさに音楽に乗っているようになるみたいです。実際にプレイ動画中でも、レッドドラゴンを攻略する行動パターンが「レッドドラゴンダンス」と呼ばれていたり、このゲームならではの現象が出てきているようで興味深いです。

フロアによって音楽が変わるので、テンポの早い曲のフロアは早く、ゆったりしたところはゆっくりと進むようです。
また、8拍の曲で8拍目だけ休み(行動出来ない)などの変則的なところもあって、音ゲーらしい要素も生かせています。



ということで、気になったインディーズゲームの紹介でした。
この記事に貼ったプレイ動画のシリーズを見ている限りだと、今のところほとんどが8拍でBPMだけが変わるだけで、変則的なリズムのフロアは一箇所だけのようです。個人的には、もうちょっと違うリズムのフロアが増えたら音楽要素もさらに生かせて面白くなるんじゃないかなとか思います。タン・タン・タタタンとか4分音符に8分音符を組み合わせただけでも十分バリエーション出ますし。アイテムでリズムが変わったりとかしたらローグ要素と音楽要素を組み合わせてる感じも出そうです。

更新もされているようで今ではだいぶ要素が増えているかもしれません。

とにかく、アマチュアの人が作ったインディーズゲームでもこんな面白いものが作れているということで純粋にすごいなと思いました。