神戸観光 1日目 (D0全最 0日目) の旅行記です。

4日間の目次はこちら
先週の4日間のまとめ(2015/3/13-16)


初日は早めに家を出て、つくば→(TX,JR)→東京→(新幹線)→新神戸と移動。東京から神戸まで3時間ちょいで着いたので、やはり新幹線は楽ですし便利です。


そして、新神戸から地下鉄で三宮駅まで。
あとで知りましたが、神戸は神戸駅よりも三宮駅のほうが主要な駅らしいです。市役所も三宮のところにあったし。


お昼は特に神戸らしいというわけでもないものを。


ちなみに、神戸の街は、山の見えるほうが北で海が南なので方角を把握しやすいです。また、駅近辺でも海から山に向かって緩やかな上り坂になっている感じなので、それも目印にできるかも。



街中を散策していると、謎オブジェが所々にあります。あと、この辺りの建物は洋風なレトロ感があるものがちらほら。


神戸市立博物館でチューリッヒ美術館展というものがやっていたので、見てきました。
画像は、管内の写真コーナーで、額の裏側に帽子とヒゲのセットがあって、右の絵と同じ構図で撮れる楽しいものだったのですが、ぼっちで行ったのでこの写真だけです。
ちなみに、入り口でもらった目録に簡単なメモをしてきたので、思い出として羅列しておきます。
・フェルディナント・ホドラー
カッコイイポーズしがち(特に、「真実、第二ヴァージョン」とか)

・クロード・モネ
ぼやけがち(画風がもやもやしているのが多かった)

・ポール・ゴーギャン「花と偶像のある静物画」
影に幽霊とかいがち(絵の解説そのまま、花の影に幽霊がいます)

・アンリ・ルソー「X氏の肖像(ピエール・ロティ)」
上記の写真にも写っている、ヒゲの人の肖像画です。
写真やパンフレットだとわかりづらいけど、肖像画の書き方に対して葉っぱとか背景の書き込みがかなり細かく、ギャップがあります。
あと、そばにいる猫がどうしても絵本の「100万回生きた猫」に見えてしまう。柄がそれっぽいですよね。

・フェリックス・ヴァロットン
くっきりしがち
アクリル絵具でポスターを描いているような感じの画風

・エドヴァルド・ムンク
 -「エレン・ヴァールブルクの肖像」
かっこいい感じの肖像画で、瞳にハイライトが入っていて生き生きとして見える
 -「ヴィルヘルム・ヴァルトマン博士の肖像」
顔の部分が細かく、顔から離れるにつれて雑な感じ(背景とかも雑)
この「顔を詳細に描いて他を雑に描く」のは個人的には人間の認知特性と合っていると思っていて、人間に見せるものである絵画にとっては理にかなっていると思っている。
こちらは髪にハイライトが入っている

ムンクの叫びが有名な人ですが、他の作品を見てみたらけっこうイメージが変わりました。

・マックス・ベックマン「マックス・レーガーの肖像」
メガネや鼻、唇といった特徴をとらえがち。特徴が際立っていて、映画の悪役にいそうなキャラなので、肖像画の本人が怒ったりしなかったのかちょっと心配になった。

・オスカー・ココシュカ「騎士、死、天使!」
ヤンデル
この人は、彼女と離れ離れになったりして、病んでる感のある作品が多かった

・アンリ・マティス
目が悪かったり、遠くから見たり、メガネを外して見ると綺麗に見える絵
美術館内で、「次の作品に行くか」と遠目でチラッとみるとかなりきれいな印象を受けるのですが、近寄るとかなり大雑把でがっかりしてました。たぶん、遠くの方に飾って見るための絵なんでしょうな。

・マルク・シャガール
個人的に、今回の展示で一番好きだと思った人。
絵の中で人を飛ばしがち。なぜか空を飛んでいる感じの人がいる作品が多い。
変な生物も飛ばしがち。
そして、画風で特徴的なのが、一つの作品の中で部分的にタッチが異なるということ。背景の建物や風景は細かくキレイに描かれている一方で、飛んでいる人や動物はダイナミックに描かれていました。個人的にはこういう、見たままの風景と心象風景を合成させたような絵は絵画らしくて好きです。
作品としては、謎の青い馬(シャガールの結婚を祝福しているらしい)がいる「婚礼の光」が好き。

・フェルナン・レジェ「機械的要素」
メカメカしがち、パイプとかがある。戦争に行って(徴兵されてかな?)、戦車などのメカ要素に美しさを見出したセンスは、「この人わかってるな」って思います。

・サルバトール・ダリ「バラの頭の女」
シュルレアリスムなのであり得ない情景を描いているのですが、それよりなにより、絵がめっちゃきれい。CGなのかと思う綺麗さですごいと思いました。手描きとは思えない(製作年1935だから手書きだよね?)。

・マックス・エルンスト「都市の全景」
・ルネ・マグリット「9月16日」
どちらもダリと同様にシュルレアリスムのコーナーにありました。シュルレアリスム要素というよりも、どちらもグラデーションがすごく綺麗で惹かれた感じ。
マグリットは東京のどこかでマグリット展がやっているはずなので、のちほど見に行きたいです。


近くに神戸パールミュージアムがあり、観覧無料でした。初めて知ったのですが、養殖でパールを生産できるようにしたのは神戸が世界初らしいです。最初はまんまるのパールを作ることは出来ず、半球体のものからだったとか。
養殖パールの作り方や選別方法、大量のパールを使ったオブジェなどが見れます。

その後は、KOBEとんぼ玉ミュージアムを見てきました(写真はないです)。
ランプワークと呼ばれるもので、ガラスを溶かして細工を作るというものです。ビルの2階に入っていたので少し迷いました。とんぼ玉の制作ができる工房に併設されているミュージアムということでこじんまりしている感じですが、展示品自体が小さいものが多いので様々な種類のものが展示されています。工房での制作体験もできるそうですが、今回は時間がないのでやめておきました。丸くて穴が空いているとんぼ玉の他にも、ペーパーウェイト(ガラスで出来た文鎮みたいなもの)や、ガラスでできた生き物などの「まさにガラス細工」というものまであって見ていて飽きなかったです。展示品の制作者もかなりの数で、制作者それぞれの傾向が見えて楽しいです。個人的にはガラス玉の中に宇宙を詰め込んだような作品が好きでした。



この日の観光の最後は、三宮駅付近にあった生田神社に行きました。
せっかくなので、D0全最を楽しめるようにお参りしておきました。ちなみに、夕方5時を回った後に行ったので生田の森というのに入れなかったです。

その後、ホテルにチェックインした後、夕食を食べに行っていました。
夕食は神戸が地元の文通友達と一緒に。
事前に「神戸らしいものが食べたい」と言っていて無理の無い範囲で神戸牛も食べれるコースを予約してもらっていました。不思議ロールキャベツとか、ギルティな神戸牛の脂身とか、おかずなゼリーとか、なぞフクロウとかいろいろありましたが、しゃべるのと食べることに集中しすぎて一枚も写真を撮っていないという、、、

こんな感じで、神戸観光1日目は終了しました。
ホテルに戻った後は、明日のために使用デッキのオーバースリーブをサイドも含めて全部新しいものに取り替えたりとかしてました。

D0全最2015春 1日目 レポート
に続きます。



余談ですが、帰りに文通友達から頂いたチョコは、1週間後である今現在美味しく頂いております。

いろいろ種類がありますが、左上のピンクに見えるチョコがすごく美味しい。