ここ数日紹介していたD0デッキ案に毎回添えていた「デッキレシピを伝える役割を無視した、雰囲気だけのデッキレシピ写真」の話。
(写真とデッキ紹介の記事はこれら→ 1つ目, 2つ目, 3つ目, 4つ目, 5つ目)
タイトルに「すゝめ」と入れているけれども、思いつきでなんとなくやってみたら結構楽しかった、ということを残しておこうかな程度の雑多なログです。
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雰囲気デッキレシピ写真とは
こんな感じの、デッキレシピの詳細を伝えるという役割は無視すると割り切り、デッキのカードの一部を使って、雰囲気だけでレシピを伝えるような写真。
謎の小物を添えたり、アングルにこだわったりして好みの雰囲気を醸し出す。
撮ろうと思ったきっかけ
やるまでに至った理由を流れで箇条書きにしていくと、
・D0の大会である望廊杯2ndの告知や、その予選の大会の告知が出始めて、D0熱が上がっていた。
・試してみたいデッキ案はもともといろいろと作っていた。
・通販で足りないカードも一部買っていた。
・しかし、仕事やら育児やらで大会に参加できるかは怪しい。
・出れないならしょうがないから、せめて環境に一石を投じたり他の人の参考になるかもしれないので、デッキ案だけ公開しておきたい。
・わざわざ足りないカードも買ったのに、デッキレシピだけの公開だと、それらのカードがもったいない。
・デッキ全体の写真を撮ろう、、、といっても、まだ足りないカードもある。デッキを実際に使うかわからないのに、デッキ組むのは面倒くさい。
・デッキの一部のカードだけで写真を撮ればいいや!
という発想でやるに至った。
雰囲気デッキレシピ写真のおすすめ理由
いろいろ面倒くさいところのハードルは下げまくって、自分のデッキを魅せたい欲の部分だけを満たすのが目的。
紙のカードが報われる
せっかく紙のカードを買い集めたが、一度もデッキを使わないまま終わった、、、という無念を少しでも晴らせる。
全部そろえられなくても良い
レアリティの高いカードや、絵柄違いのカードで枚数を揃えられていなくてもOK。
デッキレシピの細部が決まってなくても良い
一度も回していない机上の空論デッキ案は、こまかい採用カードや枚数が決めきれないことも多い。この写真なら、一部のカードしか見せないから細かいところはあとで変わってもOK。
カードを探す手間が省ける
長い間カードをいじっていないと、他のデッキに出張しているカードや、どこにやったかわからないカードとかもよくある。
ここでは一部のカードしか使わないので、デッキの全部のカードを探してくる労力も省ける。
詳細なレシピは他で記載
詳細なデッキレシピはテキストなど、写真以外で載せておけばOK。
撮ると楽しい
↓これみたいな思いを撮影して昇華させている感じ。やってみると楽しい。
1枚目のボルカ買った時はおおいに酒が進んだ。万が一にも酒こぼさないようにマジで気をつけようね。#カードゲームうさぎ pic.twitter.com/9Qw675XD62
— ワタル (@urwataru) February 11, 2019
撮り方
基本的には好きなように撮ればいい。できる範囲で。
「小物 おしゃれな撮り方」とかで検索すると撮り方のコツがいろいろ参考になる。
背景とかカードの選択とか配置とか撮影アングルとか添える小物とか、、、のこだわりたいところだけ、こだわればOK。
個人的に、これをしたら結構良かったっていうのを参考に載せておきます。
スリーブは無し
カードはスリーブから出したほうが光が反射しづらくて撮りやすい。
カードの裏面も見せる
普通のデッキレシピ写真には裏面は映らないので、裏面もあるとけっこう良い。
マイナーTCGの場合、なんのTCGかも分かる。好きなスリーブがあればその裏面も良いかも。
写真のレタッチ
撮ったあと、写真加工アプリでいろいろとイジると好きな雰囲気にできる。
自動調整できるものは自動調整でも十分。
下記のあたりを調整してみると良いと思う。
・トリミング: 写真を必要な部分だけ切り取る。広めに撮っておけば、端を切って中心を揃えたりもできる。
・フィルター: モノクロにしたりレトロ風にしたり、雰囲気をガラッと変えられる。
・レベル補正: 全体の明るさを調整してくれる。
・精細度: 輪郭がくっきりするようなコントラスト調整。カードの枠がきれいに見える。
・(ビネット: 写真の周囲を暗くして良い感じの雰囲気になる。今回は自分はこれを多用した。)
最後に
どういうのが正解とかいうのもなく、好みの雰囲気の写真ができたらそれでOKだと思うので、面白うそうだと思ったら気軽にやってみたら良いんじゃないかなと思います。
以下は余談。
他にこういうことしている人いないの?
軽くネット検索してみたところ多くは見つからなかった。(料理のおしゃれな撮り方がたくさん見つかった)
少ない中でも近いものとして以下のようなものがあった。
デッキの並べ方で差をつけろ!
「テロリスト乱入型」(猫襲来)の雰囲気が好き。
【コラム】その9~カメラマンが本気でデッキを撮影したらどうなるんだぜ?~ | ゆるふわマジックであそぼう
プロカメラマンがデッキレシピをオシャレに撮るとやっぱりオシャレ。撮り方のポイントも参考になる。
たぶん、今回の自分のやったような写真のレタッチはプロからしたら露骨すぎるのかもしれない。
この他に、カード単体の撮影や、拡張アート界隈、シャドウボックス界隈はオシャレな撮影を追求していそう。インスタだと拡張アートの撮影の仕方が凝っていたり、好きなポケモンのカードを小物で飾って撮っていたりとかが見受けられた。
自分が撮影したときのメモ
せっかくなので、撮影には最近使っていなかったミラーレス一眼カメラ Sony α6000を出してきて使っていた。テーブルから少し離れて望遠ズームレンズで撮ると小物でもボケ感が出せた。
夜中にやり始めたので蛍光灯下だったけれども、昼間に自然光で撮ってみたらまたちょっと雰囲気が違うかもしれない。
撮るカードを選ぶ話。
3番目に撮ったグラッジプラチナデッキは《グラッジ》、《マディナ》、《プラチナ》のコンボなので、最初はそれらを選んだ。
撮ってみたあとに、《マディナ》のイラストだけちょっと浮いている感があったので、最終的にはベースの《マザー・シップ》に変えて、今回は硬派めでいくことにした。
他にも、4番目のファッティデッキは、最初はセンターのカードが《バルカン》だった。
これも撮ってみたあとになんか映えない&1つ目の大巨人の盾デッキとカードが被ってしまう(カード出すのが面倒で使いまわししていた)ので、脇役にすることに。
代わりに《囚われの貴婦人》をセンターに持ってきたことで、真ん中一列の3枚がキレイで周囲にデカブツという感じになって気に入っている。
ちなみに、《ウートガルザ・ロキ》は改めて見るとどれが頭なのかよくわからん構成していてキモい。
コラージュアートみたい
やってみていてふと思ったのが、これは美術技法のコラージュに近い感じがあるかもしれないということ。
コラージュとは?作り方や有名なコラージュ作品を紹介!
コラージュ | Wikipedia
いろいろなカードを素材として組み合わせてイメージを表現する。
視覚的なイメージの表現でもあるし、カードのシナジーなどデッキとしてのイメージの表現でもある(そのTCGを知っている人じゃないと感じ取れないところではあるけれども)。
例えば、《大巨人の盾》と5コストの《バルカン》《マキリ》が並んでいるのは、カードシナジーがあるのでしっくりくるだろうし、《グラッジ》と《プラチナ》が隣り合っているのは滅多に使われない組み合わせなので意外性があると思う。
すごくニッチではあるけれども、TCGのカードでコラージュして楽しむというのはあり得るかもしれない。