最近は、アユニDという人のソロ・プロジェクトであるPEDROが気になっている。

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そもそもアユニDさんが誰なのか知らなかった。Youtubeを見ていたらあのちゃんの関連動画としてアユニD動画も出てきて、アイドルであることとか、バラエティ番組とかでの喋り方は、あのちゃんとちょっと似ている。
そのソロ・プロジェクトのPEDROが個人的に刺さる感じ。
アユニDさんのパートがベース・ボーカルというのも特殊だし、そもそもアイドルで歌は歌っていたけれどもベースは初めての状況で3ヶ月で最初のライブをしたというのがすごい。
PEDROのサポートメンバーは、ギターがNUMBER GIRLの田淵ひさ子さんというのも突飛で面白い。
ベース始めたばかりのアイドル、めっちゃうまいギタリスト、大学生のドラム、という独特なスリーピースバンド。

実際、最初の頃のライブは、ベースのリズムがちょっと頼りない。

けれども最近のはすごく良い感じになっている。

ソロ・プロジェクトが立ち上がった経緯も、借りたベースでドレミファソラシドを弾いたことがある、から始まっていて面白い。

まわりのプロデュースも面白くて、アユニDさんに、布袋寅泰のような歌い方を研究させて独特な歌い方になったり、スティングレイのベースを勧めたり、全部ダウンピッキングで弾くのがカッコいいということを教えたり。
その結果、ベースラインはルート弾きが多くシンプルなものだけれども、シンプルだからこそボーカルをやりながらも弾けるんだろうし、シンプルながらもスティングレイの鉄みたいな音がちゃんと存在感がある。複雑さはギターとドラムがやるからむしろそれを邪魔しないながらも埋もれないという、ベースボーカルとしてすごく魅力的だな〜と感じる。

アユニDさんのベースのスタイルは、対談でハマ・オカモトさんも尊重してくれていて、この対談を見てアユニDさんとハマ・オカモトさんのどちらも好きになった。

という感じで、PEDROはめっちゃ良いです。