そごう美術館で行われていた「[没後500年記念]レオナルド・ダ・ヴィンチ展 〜天才の「手」から生まれた未来への夢」を見てきました。
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美術品の展示というよりかは、レオナルド・ダ・ヴィンチの残した手稿を元に、そこに残されたアイディアを再現した機械類を見たり実際に動かせるというものがメインでした。最後の方にはダ・ヴィンチの有名な絵画の複製品も展示されていました。
まず、ダ・ヴィンチの手稿に書かれた文字が鏡文字になっているというのが中二病っぽくて良いです。
あったものの一例や印象に残ったものとしては、
- 水力を利用するための機構
- 水を漕いで進む船の機構
- 手回しのポンプ
- ヘリコプターの原型
- 羽ばたき飛行機械
- 飛行機械を作るために鳥の仕組みを理解する目的で解剖
- グライダー
- パラシュート
- オルゴールのような機構を使った打楽器の自動演奏機
- 甲冑の外装とその中身のロボット機構(オルゴールの仕組み+糸を腱代わりにして引っ張る)
- 回転を望む運動に変換する様々なギア(ウォームギアとかも)
- 永久機関ができないことを明らかにする試作
- 重いものを持ち上げるクレーン
展示されていたものを思い返すと幅広い分野を扱っていたんだなということがわかります。
ギアで動かすものやオルゴールっぽいものなどは、実際に触って動かせる展示が多かったので、仕組みの理解もしやすかったです。そういう意味では博物館の展示っぽくもあり、子供連れも多かったので、そういう層を対象にした展示なのかなと思います。
あと、レオナルド・ダ・ヴィンチが、ヴィンチ村のレオナルドくんという意味だということを知って、日本語だとよくダ・ヴィンチと略すのはどこか変だなと感じたり。
レオナルド・ダ・ヴィンチみたいに、自分の書き残したノートとかメモが、展示されたら面白そうだなとちょっと思った展示でした。