ケント・ナガノ指揮 ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽器団|ピアノ:辻井伸行
このクラシックコンサートを聴いてきました。
クラシックのコンサートに行ったのは生まれて初めて。
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演目自体も聴いたことがない曲で、最後にアンコールで演奏したハンガリー舞曲第5番だけは知っていたという感じ。
以前は、古い曲を演奏して聴く側には楽しいことがあるんだろうか?と思っていた。今のアーティストだと、ライブに行けば新曲も聞けるけれど、クラシックは新曲は無さそうだし。
今回行ってみて、クラシックコンサートの面白さの個人的な解釈としては、高校野球に近いのかなと思った。やること自体は毎年変わらず、野球をやる。ただし、プレイヤーが毎年変わっていって、この年、この日、この試合だけのチームと対戦相手で野球が見れるっていうことに面白みがあるのだと思う。クラシックも曲目は同じだとしても、指揮とピアノとオーケストラのメンバーの組み合わせによってこの時限りの演奏が聞ける。しかも、野球もクラシックも同じように、その日に向けてずっと練習していたものが発揮されるのだから面白くないわけがない。
そんな感じで、クラシックコンサートの面白さに納得した。
とは言っても、面白さを十分感じるためには事前知識とか聞き分ける耳とかは必要そうだった。
今回初めてのクラシックコンサートで気づいたこと。
・演奏前の音合わせの最初の音は、1番オーボエが出す
・会場内は、観客の咳払いがめっちゃ響く
・演奏後は、指揮者が何回も出たり入ったりするから、その間ずっと拍手することになる
・トライアングルの存在感もすごい(小学生が叩いているイメージしか持っていなかったから、それとのギャップですごく印象に残った。あれだけですごく響くし、強弱の表現の幅もすごかった)
・遠い席からだと望遠鏡は大事