ほぼ日の開催予定の展示「生活のたのしみ展」に関連して、岡本太郎のくらしという連載(全3回)が始まっていました。
第1回の記事「岡本太郎は、何を見ていたのか。」の中に、岡本太郎が絵画を売らずに、椅子やコップやウィスキーのおまけとして売っていた、その思想についての話が興味深かったです。
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芸術作品を、売る/売らない。芸術でお金を儲ける/儲けない。というような判断基準ではなく、考え方の根底にあったのは、「芸術は民衆のものだ」というもの。
芸術は一部のお金もちや教養を持った人だけのものではないから、パブリックアートにしたり、デパートで展示したり、生活用品やおまけとして誰でも購入できるようにしたり。
こういう考え方は素敵だなと思いました。
以前に、岡本太郎著の「今日の芸術」を読みましたが、その本から伝わってくる岡本太郎の考え方も興味深かったです。関東圏にいるうちに岡本太郎美術館に行っておけばよかったな。