今回は、個人的に気になったこの記事(スマホは「消費」のツールにすぎない。子どもにはスマホではなく、PCを持たせるべき : まだ東京で消耗してるの?)の話題です。

上記の記事は、ブログ(とその他の関連事業)で生計を立てているプロブロガーのイケダハヤトさんのブログからです。
更新頻度が高いのでRSSは購読していませんが、ためになる記事が定期的にあるのでよく見に行っているサイトです。

今回取り上げた記事は、「スマホは消費に特化したツールだから子供にはスマホではなくPCを与えよう」という内容のもの。
この考えに共感したので取り上げてみました。

***

自分が小学生の頃は一般家庭にネットが普及し始めた頃で、小学校の中学年の頃はネットはダイヤルアップ接続という、「ピー、ガラガラ」な音が鳴る定額ではなく使った時間分だけ課金される様な時代でした。その後、小学校高学年から中学校あたりで定額制になっていたかと思います。
そんな時代なので、もちろんスマホというモノは存在していませんでした。

その頃と現在を比較するのはフェアではないと思うので参考程度に。

自宅にパソコンが導入されてから、日常的にパソコンを使う家族はあまりおらず、実質的に自分がかなり専有していました。他の人が使うといっても、正月に年賀状を作って印刷するとかそんなくらいでした。

その頃、自分がパソコンで主にやっていたことといえば、MIDI作成ソフトを使った作曲でした。
小学校高学年の頃に初めて、中学や高校の頃までMIDIでいろいろと曲を作って、サイトに投稿していたのを覚えています。

こんなことをしていたのも、使っていたツールがPCだったからなのではないのかなと今では思います。



そして、時は流れ、つい最近スマホを購入したのですが、上述の記事にあった「スマホは消費ツールに過ぎない」というのは本当にそうだなと思い、昔のことも思い出しながらこの記事を書いているところです。

スマホは携帯できていつでもどこでもネット上の情報にアクセスできるという利点があります。
その一方で、スマホには無くPCにはある利点としては、画面の大きさと物理キーボード、物理マウスの存在だと思います。

画面については、改めて議論する必要もないほどですが、スマホよりもPCの画面の方が大きく、一度にたくさんの情報を俯瞰できます。
そして、物理的なキーボードとマウスは、スマホのタッチ画面を使った入力機能機能よりもかなり入力しやすい機構です。
ブラインドタッチと呼ばれるように、熟練するとキーボードを見ずに入力することができますし。

スマホのフリック入力も、慣れると見なくても入力できるようになるかと思います(画面を見ずにフリック入力することを支援する研究もされています)。しかしながら、物理的な手がかりがない分やりにくそうですし、入力画面が出ることによって画面の領域を消費してしまうのも問題です。
一方で、PCは入力と同時に画面出力も見やすいツールなので、何かを制作する際には、スマホよりも効率が良いというのは明らかだと思います。

このような製作もやりやすい環境があるからこそ、ある程度自分で好きに使えるPCがあるからこそできるようになることというのもあるのだと思います。