前回,ノートブックPCをMac Book Pro Retinaに新調しました.

今までMac Book Proのバックアップは,Mac mini Late 2012 (Mac mini MD387J/A 2.50GHz : 500GB)をホームサーバー化して,Mac miniにUSB接続の外付けHDDを刺して,そのHDDを共有ファイルにして,wifi越しにTime Machineでバックアップをとるということをしていました.
これは,家に帰ってノートPCを開いてwifiにつなげば,勝手にバックアップをとってくれてかなり便利だったんですよね.わざわざUSBを繋ぐ必要もないし.ただ,その分初回のバックアップに時間がかかるのですが,それを考慮しても日々ネットに繋ぐだけで自動でバックアップをとってくれるというのは安心感がありました.
これってTime Capsuleで行うことができる機能なのですが,自分の場合はホームサーバーとしてMac miniを常時起動させていて,自宅PCとしてたまに使ったりレンタルサーバーのバックアップを定期的にとると同時に,Mac Book ProのTime Machineも取れたらTime Capsuleいらずで便利だなということでやっていました.

しかし,ノートPCを新調してOS XのバージョンをSnow LeopardからYosemiteにアップグレードしたせいか,wifi越しに共有ファイル化していた外付けHDDにTime Machineのバックアップをとるということができなくなってしまったんですよね.
ちなみにMac miniのほうもOS XはYosemiteにしています.

いろいろ調べた結果,ホームサーバーの方にOS X serverのアプリケーションをインストールすれば,以前のようにwifi越しにバックアップを取れるようです.
ちなみに,こちらのOS X serverのアプリケーションは有料(2,400円でした)なのですが,Apple公認の機能としてwifi経由で共有した外付けHDDにバックアップを残せるならいいかなと思い購入して導入した次第です.

結果としては,当たり前ですが問題なくTime Machineでバックアップをとることができますた.

設定方法としては,OS X serverをインストールしてから,
Application>Server
を立ち上げます.

ファイル共有の項目で,Time Machineを保存するUSBの外付けHDDを共有する設定にしてから,
Time Machineの項目で先ほど選んだ共有ファイルをTime Machineに利用できるようにすれば設定完了です.

ちなみに,アクセス権を設定して,同じネットワーク内でも特定のアカウントとパスワードを知っている人にだけアクセス可にしておいたほうがセキュリティ的に安心です.



ちなみに今のホームサーバーのバックアップの構成はこんな感じになってます.

Mac Book Proのデータは自宅のローカルのwifiにつなぐと,ホームサーバーのMac miniを経由してMac miniにつないだ外付けHDDに保存されます.
また,レンタルVPSで動かしているWebアプリのデータは,定期的にgitサーバーの方に更新をpushして,ホームサーバーのMac miniでgitサーバーに上がった更新情報をpullしてローカルにも保存します.
gitのpushやpullはシェルスクリプトを書いて,cronで定期的に実行させています.
さらに,そのデータを含め,Mac mini自体のHDDの全データをUSBの外付けHDD(2台目)にTime Machineで保存するという構成です.

ということで,ホームサーバーを含めたバックアップ構成でした.