自分の昨年度のディメンション・ゼロのデッキ構築や遊び方のテーマは、デッキに複数の要素を持たせることだったりした。
今年の望廊杯3rd環境で結果を残しているデッキで、自分も使ってみたいなと特に惹かれるデッキがいくつかあり、それらのデッキも「複数の要素を持っている」がある印象だったので、ここに書き残しておく。

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赤青急襲フレア


デッキ名: 【望廊杯3rd池袋予選 優勝】赤青急襲フレア
作成者: 清書
(デッキ作成サイトで見る)
禁呪合計: 10
メインデッキ
【ユニット】
3×《焔魔ハナクイドリ》(IV-4 No.1)
1×《焔魔カンゼミズ》(V-2 No.9)
3×《バーミリオン・ハンター》(IV-4 No.9)
3×《焔魔ヨツビシ》(IV-4 No.7)
1×《光の勇者マキリ》(V-2 No.25 禁呪1)
1×《攻城戦鬼砲撃王》(IV-4 No.10)
3×《焔魔ヤガスリ》(V-1 No.18)
3×《祭儀の踊り子リムセ》(IV-4 No.11 禁呪2)
1×《融解戦鬼灼熱王》(IV-1 No.24)
【ベース】
3×《バウンティハンターズ・ハウス》(IV-4 No.16)
3×《バグ・キャッスル》(II-4 No.14)
2×《継ぎはぎの一夜城》(II-2 No.12)
2×《ゲリラ屋のフィールド》(IV-3 No.17)
2×《マントルを漂う遺跡》(V-1 No.27)
【ストラテジー】
1×《ブレイブ・スパーク》(IV-3 No.20)
1×《ニトロ・カタパルト》(II-2 No.19)
1×《ダークサイド・ソウル》(IV-2 No.60 禁呪1)
3×《ラム酒を一杯》(II-2 No.59)
3×《再改造手術》(IV-1 No.120)

サイドボード
【ストラテジー】
2×《ダークサイド・ソウル》(IV-2 No.60 禁呪1)

1つ目は、池袋トライアル優勝の、清書さんが組んでいた赤青急襲フレア。
赤青急襲の要素とフレアロードを合わせたデッキ。
フレアロードが最小限ながらしっかり機能するものが選ばれていて、フルパワーのフレアロードデッキでは脇役っぽかったハナクイドリとヨツビシがこんなに重要カードだったのかと驚いた。

赤青急襲の要素だけだと戦いづらい白単などにフレアロード部分が刺さっているのが良い感じ。

下記のカードサイクルトライアルの最終戦も面白い。

赤青急襲と赤青急襲フレアの対戦で、同型なので先手で先にベースも揃えられている赤青急襲が序盤は有利。
赤青急襲フレアのほうは、急襲の要であるベースをエネに埋めてハナクイドリでスタート。
プランからフレアロードが出て噛み合ったというのもあるけれども、デッキのフレアロード要素の部分だけで攻めていく。相手の火力での除去をフレアロードのパワーアップで防いで攻め続けて勝ち。
初手次第ではあるけれども、急襲の要素を使わずにフレアロードの要素で行くことを選べるのがおもしろそうポイント。

ちなみに、自分もこの赤青急襲フレアを組んでいろいろいじっていて、
ヤガスリ→ツジガハナ
ラム酒→サイバーチェイス
という感じでリスクが少ないけれどリターンも少なめなバージョンを作ってみたけれども、オリジナルの方の高リターンを取ったほうが強い感じがした。
急襲とフレアを両立させてる時点で回し方が難しくなるリスクをとっているので、やるならどちらもの最大リターンを取りに行った方が良いのかな。

赤プラント


デッキ名: 【望廊杯3rd海老名トライアル1位】赤プラント
作成者: エクセル
(デッキ作成サイトで見る)
禁呪合計: 10
メインデッキ
【ユニット】
3×《ドン・ド・ドーン》(V-2 No.1)
3×《偵察戦鬼一眼蟲》(II-1 No.4)
3×《大地の守り手モシリ》(V-1 No.2)
1×《焔魔カンゼミズ》(V-a No.1)
2×《バーミリオン・ハンター》(IV-4 No.9)
3×《ミラージュ・スナイパー》(V-1 No.13)
2×《ライトニングホーン・ドラゴン》(IV-3 No.5)
3×《ベベッ・ニッ》(V-1 No.16)
1×《光の勇者マキリ》(V-2 No.25 禁呪1)
3×《祭儀の踊り子リムセ》(IV-4 No.11 禁呪2)
3×《アポロン》(V-2 No.26)
3×《クリムゾン・ドラゴン》(V-1 No.21)
1×《神龍》(V-2 No.32 禁呪3)
【ベース】
2×《古代兵器発掘場》(IV-1 No.27)
3×《爆発兵器実験場》(IV-3 No.15)
3×《液体燃料採掘場》(IV-1 No.31)
【ストラテジー】
1×《ニトロ・カタパルト》(II-2 No.19)

2つ目は海老名トライアル優勝のエクセルさんが作っていた赤プラント。
赤のプラントは、全体火力、パワーアップ、スマッシュアップといろいろなことができて、どれも強力なのが良い。それぞれコントロール、ビートダウン、フィニッシュに使える。

上記の対戦でも、全体火力で盤面をリセットし、プラントでパワーアップしたリムセで盤面をとり、最後はスマッシュアップさせて一気に7点入れるという、プラントの効果を全種網羅したような対戦内容になっている。

プラントだけでもゲーム中にいろいろできることに加えて、デッキ構成がベース全振りではないのも良い。
ベースに関連するユニットはリムセとバーミリオンハンターだけで、他はほとんど赤単覚醒のような構成になっている。ベースが序盤に揃わなかったときには赤単覚醒として動ける。

上記の対戦だとプラントは使わずに赤単覚醒としてゲームを進めている。

手札の内容や相手のデッキに応じて、デッキ内のどの要素を主軸にして戦うか選ぶのは難しそうだけれど面白そうだなと思う。

余談


個人的な好きなもののブームが「複数の要素を持っている」デッキというだけで、複数の要素を持っているデッキの方が絶対に強いとかそういうことではないです。