ディメンション・ゼロ 望廊杯2nd メロー・カードの原点予選(ブードラ予選)ということで、
令和のこの時代にまさかのディメンション・ゼロのIII-2パックでドラフト戦が開催されます。
自分は参加はできなそうですが、せっかくなので考察をすこしだけ。
ちなみに、III-2(サード・センチュリー エクスパンション 戦士たちの共鳴)は2008年1月26日発売らしい。14年越しのドラフト戦。

***

コモンカード


ドラフトでは、パックからたくさん出てくるレアリティがコモンのカードたちが主役になることが多いので、まずはコモンから。

強そうなのは共鳴持ちの5コストユニットたち。
特に、《懲罰の魔煙パニッシュ》
共鳴が満たせれば3コストでパワー7000が出るのは強力。デメリットの「対象にとられたときに墓地に置かれる」効果も、ドラフトでは除去が少ないのでデメリットが薄め。さらに墓地に落ちた時に同名のカードをデッキから手札に加えられるので、もし4枚目、5枚目とピックできれば後続が途切れることなく出せる。
他に、《朝露を飲むフェアリー》などの移動コストを軽減するユニットたちも優秀。追加の条件を満たせば自身も攻めに行くメリットが生まれる。

多色にいくと、《震える時のコールドクロック》は共鳴を満たしながらプラン成功率を上げられる良ユニット。
《永遠の牢獄》は疑似除去。除去カードがすくないドラフトで、他に優先するベースもコルドロンくらいなので除去カードとして採用するのは有り得そう。
大型兼リリースインの《鎧闘士エビゴールド》《トードライダー獅子神》もフィニッシャーとして強力そう。特にエビゴールドは除去かパワーで勝る必要があるので対処されづらい。種族のあったカードが取れていればリリースインや回避も狙える。

また、III-2のコモンには団結ユニットが存在するのが特徴的。種族関連のカードを集められれば《マスター八双ブレード》《コーラス・ナイト》は特に強そう。

ゲームが長引くようなら、8コストの大型である《犬闘士ボルゾイ》《大巨人ランドブレイカー》
が、純粋なパワーや効果が強力でゲームを決めに行けそう。

サードセンチュリーは進撃持ちユニット
進撃強化ユニットがいるのも特徴ではあるが、III-2の進撃持ちユニットは1ターン使い捨ての効果のため、うまく運用するのはなかなか難しそう。

アンコモン


コモンについでドラフトで多く見るであろうアンコモンのカードたち。

まずは《灼熱のコルドロン》の系統。共鳴のカードが多いので、移動コストを軽減できるとユニット展開に繋げられる。他に強いベースがあまりないので、ベースをいれるとしたらコルドロン系が優先されそう。

大会のタイトルにも冠される《メロー・カード》。ドラフトでは特に序盤にスマッシュを与えるのは悪手になるが、それでもスマッシュを与えて4コストパワー7500にする価値は高い。2つ目のメロー効果は、この環境ではエビゴールドなどのピンポイントな対策となりそう。

《悪の枢軸》《せめて悪夢を見ないように》の共鳴付き除去カード。除去が少ないのでアンコモンに存在するこれらは活躍しそう。

《ジェットエンジン・ペガサス》など。各色にあるストラテジーっぽい効果持ちの2コストユニット。デッキのユニットを多めにしたい時には重宝しそう。

《変炎獣ゲルハーピー》。自爆スマッシュ持ちのユニット。ドラフトではスマッシュがすべての色として使えるので強力。III-2で自分のエネルギーやスマッシュを能動的に増やすカードは、コモンとアンコモンの中ではこれだけ。

レア・シルバーレア


対戦での強さ以上に何が出るかの楽しみがある枠。何が出るか分からんので考察は割愛。
ゴールド、シークレットの可能性もあり得るのはアツい。

まとめ


ざっと見た感じ、黒、多色だと青黒はコモン・アンコモンに有用なカードが多くて強そう。ゲルハーピーのいる赤緑も良さそう。
ただ、特定の色に集まると複数人で強カードを取り合って結果的にイマイチなデッキになってしまうのがドラフトなので、その脇で予想外の強デッキが組まれているようなことも起こり得えるのが面白いところ。

さいごに


D0でドラフト戦は珍しく、サポート終了後にドラフト可能なほどパックが確保できることもなかなか無いので、かなり貴重なイベントになるのではと思います。
個人的に参加できないのは残念ですが、参加できる方は貴重な体験を存分に楽しんでもらいたいです。
羨ましい。