飛行機で見ていた映画たち。
- 「Iron Man(アイアンマン)」
- 「Inside Out (インサイド・ヘッド)」
- 映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」
- Disney「プリンセスと魔法のキス」
- 「The King's Speech(英国王のスピーチ)」
- 「劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人」
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「Iron Man(アイアンマン)」
マーベルのスーパーヒーロー映画のひとつ。
主人公が工学者で兵器会社の社長だったり、中東とアメリカの戦闘関係だったり、ヒーロー物だけれども現実味も強い。
非現実的でSF的な要素も結構ある。動力源が謎のパワーだったり、アイアンマンの装甲の強さとかは非現実的だった。
工学系の人から見て、現実には無理だろうけれど理想としては憧れるような描写がけっこうあったのが印象的だった。例えば捕虜になっている間に、洞窟で限られた時間と設備でアイアンマンのプロトタイプを作ったり、トニー・スタークの自宅が秘密基地っぽかったり、ロボットアームと息の合った協調作業をしていたり、3Dホログラムでデザインを検討していたり、、、。
話のテーマとしては工学技術の利用倫理的な部分だった。自分の会社で作った兵器が敵側に流れていたり、アイアンマンの技術が悪用されたりとか。
「Inside Out (インサイド・ヘッド)」
頭の中の感情たちのお話。
11歳くらいの女の子の頭の中で、喜び、悲しみ、ビビリ、ムカムカ、怒り といった感情がキャラクターとなってやり取りしている。女の子が都会に引っ越すということでいろいろと事件が起こっていく。
感情の他にも、記憶や忘却、夢、妄想といった脳の機能がキャラクターやそれを取り巻く環境で再現されているのが面白かった。女の子の行動の変化が、脳内の環境に変化を与えていったり、逆に脳内の変化で女の子の行動が変わったり。
最初は、喜びが優先されるべき感情で、悲しみが良くないというような雰囲気だったけれど、最後には悲しみとか他の感情も重要だよねという話になっていったのが良かった。
映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」
SNSで報告された実話をもとにした映画。バツイチの旦那が再婚して3年目に入ったときに、家に帰るといつも妻が死んだふりをするようになったという話。ワニに噛まれていたり矢で射抜かれていたり、毎回死に方が変わるユニークな妻。この夫婦の他に、旦那の同僚の夫婦や、妻の父親、パート先のおじいさんなどが絡んできて、見ていると結婚生活や家族についてすこし考えるかも。
Disney「プリンセスと魔法のキス」
グリム童話「カエルの王子様」の話をもとに、Disneyが作った映画。
小さい頃に「カエルの王子様」の本を読んであこがれている女の子の話なので、「カエルの王子様」とはだいぶ違うお話。ホタルとかワニのキャラクターがいい味出している。
あまり話題になっていた記憶がない作品なので、ディズニー作品でありながらタイトルも内容もこの時初めて見た。別につまらないわけではないけれど、やっぱりあまりパッとはしなかった。
「The King's Speech(英国王のスピーチ)」
吃音症のせいでスピーチに悩んでいるイギリス王ジョージ6世が、オーストラリア出身の言語療法士ローグと乗り越えていく話。吃音症を改善するために、ローグは身分を超えてニックネームで呼び合う対等な関係を求め、衝突がありながらも、王の小さい頃からのプレッシャーを認識していく。ジョージ王の奥さんの甲斐甲斐しさや、ジョージ王の「兄には王位を任せられないけれど、自分のスピーチでは国民を鼓舞できない」という葛藤が良かった。ちょうど、ラジオ放送が広まったり、第二次世界大戦に突入する間近でスピーチが重要な時期だったという背景も相まって面白い作品だった。
「劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人」
犯罪のトリックや解決に、流行の技術や時事ネタふんだんに使っていた。ネタバレになってしまうけど、惑星探査機やドローン、ネットワーク犯罪・サイバー犯罪、IoT、国際サミットといったものをバンバンだしていた。この時期ならではの内容だなという雰囲気が強かくて面白かった。また、終盤は「協力者」というキーワードラッシュで、何回も出すぎていて逆に「うまいこと言おうとしている感」が出てしまう感じがしたのがちょっと残念だった。