芸人のカラテカ矢部太郎さんと、一階に住む大家さん(87歳)のできごと漫画。
挨拶には「ごきげんよう」を使ったり、タクシーで伊勢丹の高級たらこを買いに行くいいとこのおばあさん感がある大家さんと、あまり売れていない芸人の矢部さんの組み合わせがのんびりしていていて癒やされる。
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矢部さんの絵も相まって、全体的にほのぼのとした雰囲気。ところどころ、戦時中の話が出てきたり、老い先短い話が出てきたりで哀愁も感じる。
大家さんと矢部さんの不思議な関係ながらも、1/3も読み進めるとしっくり来ている感じがすごく良い。夜はほうじ茶でティータイムをしたくなるというのもうなづける作品。