Paul Graham (ポール・グレアム)というLispプログラマ、エッセイストの方が書いた、高校生に向けた講演資料が印象的だったので貼っておきます。

知っておきたかったこと
--- What You'll Wish You'd Known
What You'll Wish You'd Known

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かいつまんでいくとこんな感じ。



偉人の伝記は、その人がさも特別で天才だったからできたと読者に思わせてしまい、読者の怠惰を正当化してしまう問題がある。「他の誰かに出来たなら、きみにも出来る」

卒業演説でよくある「夢をあきらめるな」というのは 良くない表現だ。 夢は変わっていっていいものだし、時代や自分に合わせて調整していくものだ。Paulの仕事だって、10年前には無かった職種なんだから、高校生の頃から夢として目指せるものなわけがなかった。



リンク先にある和訳文は、より詳しく、高校生への講演がもとであるため分かりやすいないようになっているため、一読する価値はあると思う。
もしも、卒業式で若者たちへ向けて演説するような機会があったら安易に「夢をあきらめるな」と伝えることだけはしないでおこう。