三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。
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完全予約制なので、先月のチケット販売開始直後に予約購入。かろうじて取れましたが土日はやっぱりすぐに埋まるようでした。
当日は、入場時間も指定されているのに入館のために並ぶほど人が多く、完全予約でこれだけ多くとっても、すぐ完売しちゃうんだなとジブリ人気の高さに改めて驚きました。あと、駅からジブリ美術館までの道のりも、ちょっと遠めでしたが木が茂った川の横を歩いてきて雰囲気があって良かったです。
ちなみに、前日にジブリ作品を見てから行きましたが、これをやっといたほうが更に楽しめると思います。
美術館の入り口から、館内もすごくジブリの雰囲気があってよかったです。
これが館内マップ。
窓には魔女の宅急便の描かれたステンドグラスが使われていたり、天井の絵がキレイだったり、せまい螺旋階段や吹き抜けを渡る廊下、トトロで使われていたような水組ポンプが中庭にあったり、展示以外でも雰囲気が感じられました。
また、展示の方は、アニメ制作の様子が紹介されているところがあって、ラフや設定のために集めた資料、ネームがあったり。そもそもアニメーションとはどういうものか、の歴史が分かる展示があったり(昔の見世物小屋にあったカラクリ人形劇みたいなものからスタートして、フィルム映画まで)。
来る前にはそこまで期待していなかった短編アニメの「ちゅうずもう」も面白かったです。じいさんばあさんが張り切ってご馳走を作り始めるシーンとか、ねずみが美味しいそうに団子を食べる雰囲気とか。
特別展は「食べるを描く。」というジブリの食事や調理シーンの特集。漠然と、ジブリの食べるシーンは美味しそうに見えると思っていました。ですが、この特別展示で食べ物の質感へのこだわりや、その時のキャラクターの気持ちの変化や一緒に食べている人との関係性まで表すために、食べ方を描いているということが伝わってきて、さらに作品を見る目が興味深くなりました。
屋上にはロボット兵も。
野外は撮影可なので、ロボット兵が記念撮影スポットになっていました。
ちなみに、ロボット兵の腰辺りに雑草みたいなのが映え始めていて、映画っぽいなとおもったのですが、あれが意図的に生やしたものなのか自然と生えたものなのかすごく気になりました。植物関係では、屋上にいろいろな植物が植わっていたり、屋上に繋がる螺旋階段や美術館の建物のあちこちも植物の蔓が這っていたりして、こういうところも雰囲気がでるようにうまく管理しているんだろうなと関心しました。
ロボット兵の足元に落ちていた、ラピュタの紋章が入った何か。
撮影に夢中になっているとこういうさりげない細工を見逃しちゃいやすいので注意です。
ちなみに、チケットにあった撮影に関する注意書き。
物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間を自分の目で見て、体で感じてください。
この考え方のお陰で、館内を存分に楽しめました。展示物を撮っても、結局見返さなかったり、素人写真だと本物の感じが損なわれることは多いので。
また、完全撮影禁止ではなく、外ではOKにしているのも絶妙なバランスをとっているなという感じ。せっかくだから少しくらいは記念撮影もしたくなるでしょうし。
買ってきたものとか貰ったものとか。
お土産屋さんで、意外と紅の豚のグッズが多かったことにはちょっと驚きました。あとは、図書閲覧室という名の本屋さんで、ラピュタの面白そうな本を衝動買したり。
ということで、ジブリ美術館をだいぶ楽しんできました。
自分は12時入場だったけれど、結局閉館までいたし。
また特別展が変わった頃や別の短編アニメを見るために行きたいなと思います。
追記
ジブリ美術館の入館時の列や、猫バスで子どもたちが待つ列はきっちり並ぶ形式だった。一方で、館内を回る順序が自由だったり、短編アニメの上映室に入る前に待つ場所では列を作らないようにアナウンスされた。小さい子もたくさんいるから、できるだけきっちり列を作ることをしないように、待っている間も自由にできるようにしているのかなと思った。上映室前では、子どもたちが壁の展示を見たり遊びながら待っていて活き活きしていたし。