カラヴァッジョ展を見てきました。
この展覧会が、「法悦のマグダラのマリア」の初公開らしいです。
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ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョというイタリア人画家の作品展です。
カラヴァッジョの作品の他に、カラヴァジェスキというカラヴァッジョの作品に影響をうけて模倣して継承した作家たちの作品もありました。
激昂することもある性格で、殺人を犯して逃亡していたこともあるという経歴が意外でした。「法悦のマグダラのマリア」を描いたも、逃亡していたときの懺悔の気持ちもあったとか。
全体的に見た感想としては、「美肌」な感じでした。
展示会を見て回りながらメモった内容を載せておきます。
「トカゲに噛まれる少年」(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
「カニに指を挟まれる少年」(ピエトロ・パオリーニに帰属)
「出川」とメモにはある。
当時は、笑顔の表情よりも悲しみや痛みや驚きの表情をうまく表現できるのが真の画家だという風潮があったから、こういうモチーフが一時期多かったらしいです。
今で言うと出川哲朗のリアクション芸みたいなもんじゃないかとか思ってみていたんだと思います。
「果物籠を持つ少年」(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
ぶどうのテカりがすごくみずみずしい感じ。果物のリアリティが高かった。
「バッカス」(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
なぜかぶどうを頭に被ってる。
持ってるグラスのワインに波紋が浮かんでいるのがすごく綺麗。
あと、美肌。
「自画像」(ジョヴァンニ・バリオーネ)
画家だけど、騎士の姿で自画像を描いて、
イケメン。剣がかっこいい。
「牢獄で聖アガタを癒やす聖ペテロ」(ジョヴァンニ・ランフランコ)
女性と天使とおっさんがいて、おっさん(たぶん聖ペテロ)が薬を塗ってあげている構図なんだけど、ロウソクの光で女性と天使は明るく照らされて、おっさんは影になって暗くなっているのがさすがだなと思った。さり気ないながらも、モブのおっさんは別に見なくていいから女性と天使を見てくれ!って状態を作り出していた。
「洗礼者聖ヨハネ」(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
美肌&イケメン。
この展示会の中で一番の美肌だと思った。
「法悦のマグダラのマリア」(ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ)
なんか、髪の毛が日本画っぽくてちょっと怖い。
「悔悛のマグダラのマリア」(ジョヴァンニ・フランチェスコ・グエリエーリ)
「悔悛のマグダラのマリア」(アルテミジア・ジェンティレスキ)
かいしゅんと読むらしい。
十字架、香油壺、髑髏、鞭の4アイテムが揃うとマグダラのマリアの絵の象徴となるらしい。
あと、かたつむりが再生の象徴なのも初めて知った。
ちなみに、マグダラのマリアは、最初は煩悩にまみれた人生を送っていたけど、キリストにあって改心して真面目になった人だよ。懺悔の象徴だよ。煩悩の時期は娼婦だったという設定だから、色っぽい女性を描きたい時にもってこいだったらしいよ。
ヴァレントゥオーモ
有能な人物という意味らしい。
カラヴァッジョの格言みたいなのに書かれていた。
ちなみに、GW中はやはり人が多くて見て回るの大変でしたw
余談
特別展のチケットがあれば国立西洋美術館の常設展も見てたので見てきて、
「収穫物の脱穀」(アルベール・グレーズ)
がかっこ良かったです。