先月、ロゼとホタルノニッキの企画展があったので、それに行ってみたという話と、ロゼの初回限定版特典の内容の話とか諸々です。

『「ロゼと黄昏の古城」「htoL#NiQ -ホタルノニッキ-」展 ~古谷優幸Artworks~』



ネタバレ注意です

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企画展の中はこんな感じ(撮影OKでした)。

スクリーンにゲーム画面が写っていて、ロゼやホタルノニッキの体験版が遊べるようになっており、その手前にカフェ的なテーブルが並んでいます。壁にはロゼやホタルのアートが飾ってあります。

ホタルノニッキの壁

ロゼの

ちょうど、巨人が投げようとしているような配置


撮り忘れてましたが、設定アート画も並んでいました。

頼んだコラボメニュー

ロゼのブラックカレーと巨人ドリンクです。

カレーに添えられたバラっぽいのは生ハム。

巨人ドリンクは、カフェオレの上にクリームが盛られていて、その上にマンゴーの王冠が乗っている構成です。

どれもよく考えてあるな〜っと関心しました。
他のメニューはこちらに書かれています。

見た目のインパクト的にロゼの下敷きケーキも頼みたかったのですが、量的にやめておきました。

ちなみに、会場内には寄せ書き帳もありました。

みんなクオリティ高い。

一応、自分も巨人の絵を残してきました。巨人はぐるぐると腕と王冠かぶせておけばそれっぽくなるので簡単。

たしか、これは初回限定盤のアートブックには載っていなかったと思って撮ってきた設定画。

湿地か雨の降った荒野っぽい感じがします。
ゲームには登場しないけれど、設定段階ではあったという場所や要素がいろいろとあるようです。

企画展で手に入れた品々。缶バッジとかポストカードとか。

公式アートブックなるものが発売されるようです。買わねばだ。



ここからは、初回限定版に入ってた品々について。
サウンドトラック


ロゼの独特なゲームの雰囲気作りに多大な貢献をしている音楽です。
全体的に暗めだったり悲しめな感じの曲が多いです。特に、エンディングの曲は、歌が入っているけれど歌自体も雰囲気の一部のように感じられて、インスト曲っぽい印象があります。
曲目はこんな感じ。

ボス戦の曲はかっこいい。

アートブック

キャラの紹介や、開発段階での設定画とちょっとした解説が載っています。

構想段階ではあったけれど、その後ださなくなった場所などもあるようです。研究所とかあったらそれはそれで面白そうだった。

また、初期段階の巨人の様子はだいぶ動物チックだったようです。今の無機質的な巨人と比較するとだいぶ違う。

このアートブックの内容で一番印象に残ったのが、最初期の設定では、ロゼは赤色以外の色も扱えるという設定だったところ。

ゲーム的な面白さだけを考えると、いろいろな色を扱える方がやれることが増えて面白さが増しそうな気がします。赤だと○○ができて、青だとXXができて、、、みたいな。さらに、「巨人に色を入れられる」という構想もあったようなので(白い筋の部分の色が変わる)、赤い巨人は何ができて青だと、、、みたいな広がり方もありそうだなと。

ただ、一方で、いろいろな色を扱ったとしたら、ロゼのこの独特な全体としてのゲームの雰囲気は出なかったんだろうなと思います。「血の残酷さにフォーカスするために赤一色にしぼりました」というコメントにもありますが、黒や白などのモノトーンの世界の中に赤だけが映えているという世界観によって、ロゼの雰囲気は出来上がってると感じました。
ゲームの機能的な部分を優先するべきか、世界観を優先するべきかというのはゲームデザインにおいて難しい選択だとは思いますが、遊ぶ人にどういう体験をして欲しいかを考えた際に、ロゼについてはこっちの世界観を優先する方向性で正解だったんだろうなと思います。







ひとまず、ロゼに関してはこれにて終了です(もしかしたら思い立った時にまた何かかくかもしれないけれど)。

2ヶ月ほど前にネットで広告を見かけて気になってから、PS Vitaごと衝動買いしてここまできたのが「ロゼと黄昏の古城」でした。
まず、絵柄の可愛さと雰囲気に惹かれて、シリアスめな世界観の設定も興味深かったのが、やろうと思った大きな理由でした。
「ゲームで遊ぶ」っていうよりも、「ロゼの世界観をゲームで体験したい」という思いでやってきて、企画展にも行ってきたのでその点もだいぶ楽しめました。
ロゼとは少し目指す方向性は違うけれど、こういう雰囲気の作品が作れたらなっていうのは思います。





第1回→その1(地下牢、武器庫)
前回→その10 (番外編)
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