Inscryption
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ローグライクカードゲームで、TCGプレイヤー大絶賛らしいということで自分も買ってやってみた。
これはそのプレイ記録

ネタバレ注意

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1日目 (20220111)

inscryptionを購入した。steamでmac版が無くwindowsでしかプレイできないのがちょっと手間だった(2024年現在はmac版やNintendo switch版もあるみたい)。
ローグライクカードゲーム+脱出ゲームというのは新鮮だった。
テーブルにつくと不気味なゲームマスターがゲームを再開してくれるのは、カードゲームと部屋の探索をシームレスにつないでいてすごく良い。
ゲームの雰囲気はちょっと苦手な感じ。ホラー映画とかホラーゲームとかはあまり好きじゃないので。不気味な雰囲気や、自傷する残酷な感じとかが苦手。
カードゲームはルールがシンプルで、ローグライク要素としてカード強化と相性が良い。カードの強化が、別のカードの効果を引き継がせられるというのは斬新だった。対人戦じゃないからできる理不尽に強いカードとかも組み合わせしだいで作れる。コスト、スタッツ、効果を選んで1からカードをつくれるのもすごい。
TCGアニメによくある、相棒カードがしゃべるというのも重要で、カードバトル中に部屋の探索のヒントをいろいろとくれる。また、カードルール的にカードを生贄にすることがるんだけれど、相棒カードを選んでしまうと「やめてくれ!」とか「裏切ったな」と言ってきて罪悪感がすごい。こういうところも雰囲気に効いてくる。
ゲームを進めていくと、今までのゲームの雰囲気と少し違う謎の動画が出てきた。マイナーTCGyoutuberみたいな動画。なんだこれは、自分は何を見せられているんだ・・・・・・という感じで、いまのところはよくわからない。パックに入っていた情報を頼りに山の中でフロッピーディスクを掘り出すとか、Xファイルっぽい雰囲気を感じる。

2日目

部屋の探索はあまり進まず(3体目のしゃべるカードが見つからない)、カードゲームばかりすすめていた。リスに「死んだら手札にコピーを作成する」効果をつけるトーテムを手に入れて、実質無限の生贄でコスト踏み倒すチートが完成。大ボス前の恩恵は何も得られなかったけれども、そのチートをつかって大ボスを倒せた。
その後の周回では、部屋の探索を中心に行う。ゲーム中になにかしないといけないことも多いので、負ける覚悟でいろいろと試す。ナイフで自分の目をくり抜くのは流石におどろいた。そして、義眼がヒントにつながるところも。
そんなこんなで3体目のしゃべるカードを見つけられた。

3日目

前回でクリアするピースは揃ったようなので、もう一度、大ボスの撃破に挑む。
1回目ほどではないけれど盤石なリソース基盤(リスにうさぎを生む能力、増殖するこども13号)と、1回目以上の強力強化カード、大ボス前に2ドローの恩恵を得て、だいぶ楽勝で2回めの大ボス撃破。
その後のニューゲームで、今までとぜんぜん違うテイストのドット絵カードゲームが始まったのは正直おどろいた。今までやっていたゲームはなんだったんだ。そして新しいこれは何なんだ。今まで違和感を持っていた点(初めてなのにコンティニューからスタートしていたことや、デッキ編集のコマンドの謎)が一気に回収された。とはいえ、この先の展開は全然読めない。

4日目

ドット絵カードゲームをやっていく。
これはカードゲームとして本当にすごい。某「遊○王とデュ○マで対戦できる」を超えて、○戯王とデュエ○のカードを混ぜて遊べるんだ!つまり、生贄召喚するカテゴリと、マナ・コストのカテゴリを混ぜてデッキを作れるってこと。その他にも、墓地コストのカテゴリと、まだよくわかっていないモックスなるものもあるみたい。純粋にデジタルTCGとしてすごく良いゲームだと思う。
自分が1~3日目まで遊んでいたinscryptionのカードも、絵柄はドットになるけれども同じ効果で登場してくれるから熱い。もちろん初期デッキはレシーのを選んだ。マンティスゴッドは最強。

5日目

レシーには何回か挑戦して勝てなかったので、墓所に行って墓所のボスを倒した。マンティスゴッドを2体並べると1ターンキルできるのは強い。レアカードはスペックが高いので有効活用し得。
次は魔法使いのところを攻略中。
カードの種類がいろいろと増えてきて楽しい。もうすぐモックスを使ったデッキも作れそう。
進めていくと、ゲーム最初のコンティニューや不穏なレシーのゲームのことにつながっていくんだろうか?
あと、和訳がわかりづらい部分がたまにある。墓所のパズルの一番下の段は、よくわからなくて当てずっぽうだった。モックス系のカードの一部も和訳が怪しい。「モックスを操作していないならば」というのは、mtgでいうところの「あなたがモックスをコントロールしていないならば」ということなんだろう。mtgプレイヤーなら推測できるから問題ないだろうけど、一般ゲーマーには難しそう。「モックスを所有していないならば」とかならわかると思う。

6日目

魔法のところクリア。途中の仕掛けのヒントで出てきたカラフルなインクをどこかでみたことあるなと思っていたけれど、最初の脱出ゲームのときの時計のヒントと一緒のインクだった。しかも、あのときの義眼が魔法使いの絵描きのボスの目玉だとか・・・。やっぱり最初のレシーの脱出ゲームといろいろとつながっていたのか。
Youtuberの動画パートも不穏な雰囲気になってきていた。inscryptionのカード制作会社も怪しいのか。
あとは、脱出ゲームのときのエラーカードにあったような01の2進数表記がなにかキーになるみたい。エラー動画はなにを記録したものなのかも気になる。
今は、ロボットの技術のところを進めている。けっこうカードが揃ってきたので、魔法や技術も混ぜたデッキを作ってみようかなと思う。

7日目

技術・ロボットのボスp03をクリア。マンティスゴッドが良い働きをした。
魔法のカードがあまり集められていないから、まだまともな魔法デッキは作れなそう。
カードのスタッツ的には血のカードが高いので、血のカードを中心として骨と技術(エナジー)から相性のいいカードを引っ張ってくるのが良さそう。
少しデッキを調整したらレシーに挑む。

8日目

レシーも倒して、4人のスクライブすべてを倒した。
最初のレシーのゲームで,オコジョはロボットのp03だったということは,カメムシは墓地のやつで,片目の狼は魔法使いだったのか.
これで終わりなのかと思ったら、ロボットのp03がゲームマスターをするゲームが始まる。世界観も近未来っぽくなってるし。これが4種類全部用意されているんだとしたらすごいボリュームだな。
ロボットはマナ制のルールで、他のTCGでやりなれているので地の利はありそう。

9日目, 10日目

そのまま進めていって、カメラのボス(レシー?)を倒した。移動してきた相手にダメージ&即死のコンボで負けパターンに入ったかとおもったけれど、アイテムの爆弾設置でなんとかなって、カメラギミックは結局使わずに勝てた。
途中のビデオが不穏な感じになってきた。inscryptionの会社で死者がでたとか。
inscryptionの支配権がどんどん移っていくんだろうけど、それとビデオに映っている(inscryptionのプレイヤー?)の話とでどう関わってくるのか謎が深まる。

11日目

墓所のアーカイビストを倒した。本当にPCのハードディスク内のファイルを選ぶことになるとは思ってもみなかった。画像ファイルを選んだらゲーム内でちゃんと表示されていたし。しかも、取り込まれたファイルのカードが破壊されたらファイル自体も削除されるとか、コンピュータウイルス扱いされてもおかしくない。もしハードディスクへのアクセス権限を許可しなかったら進めたんだろうか?
次は魔法使いのところを攻略中。

12日目

魔法使いのところで画家のしもべを倒した。ジェムのパラメータ補正が重複しないことを気づかずに全部ルビーにして攻撃をたくさんあげようとしていた。結局そのままボスを倒した。
画家のしもべのボスは、ルール追加というカードゲームらしいものだったけれど、どちらの得にも損にもなるようなルールを選んだから問題なく勝てた。
時計のヒントも手に入れて、時計からカードも拾った。
次はロボットを攻略する。

13日目 (20240530)

かなり久しぶりにプレイ。プレイ期を見返したら2年越しの再開だった。
プレイ感覚を思い出しながら、ボットの第二人格のフシギ(ネットに接続するやつ)を倒した。
コストルールにしたがってカードを1から作る、こういうコンセプトのゲームだったなと再確認した。
次はボット本体p03に挑む。

14日目

P03とカードバトルすると思って挑んだら、物理で倒されてInscryptionの削除が始まった。
P03本体と戦えると思っていたのに少しがっかり。
削除中にレシーや墓所の人や魔法使いと最後のバトルができたのは良かった。最後に握手で終わるのも良いね。しかも、デュエルディスクやソリッドビジョンシステムのオマージュまで出てきて、この演出のためだけに用意してあるのはすごい。
そんなこんなでスタッフロールへ。
2年前に途中でやめた際には、まだまだ先は長いと思っていたけれども、かなり終盤のほうでやめちゃってたんだな。だって、レシーがゲームマスターのゲームをクリアしたら、次はロボットP03のゲームマスターが始まって、その流れなら魔法使いや墓所の人もゲームマスターになる章が来ると思うじゃん。

ということで、たぶんゲームクリア。

終わったあとにもう一度ゲームを起動したら、まだ視聴できる動画があったり、エクストラチャレンジモード?があったりで、ずっとあそべるのかも。(まだちゃんと見てないけれども、ストーリーも実はまだ続くのか?)

さいごに

全体的な感想。
ホラーな雰囲気はちょっと苦手だったけれども、カードゲーム部分はすごく良かった。
カード自体を強化したり、自分でカード名やスタッツ、効果を選んで1からカードを作れたり。カードがプレイヤーに話しかけてきたり。
さらにカードコストのルールも4種ありながら、基本ルールは一緒で異種格闘技戦みたいなカードバトルができるというのもすごい。
デジタルゲームでありながら、ゲームマスターとゲームをしている雰囲気っていうのも良かった。
疑い深いせいか、「自分でカードを作っていたら、いつか自分の手には入らなくて相手だけ使ってくるなんてことがあるんじゃないか」とか思っていたけれども、結局そういうことは無かったな。パソコン内の別ファイルを読み込んだりしてるから、そういうこともしそうだとどこかで期待してたのに。
カードゲームとして面白かったので、途中の4種類のカードが全部使えるところとかまたプレイしたい。クリア後にどういうのが遊べるのかまだ確認していないけれども、出来そうだったらいろいろ遊んでみようと思う。