森美術館でやっている
未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか
の展示を見てきました。
技術と倫理について、将来どうするべきなのか考えさせられる作品ばかりでした。
写真撮影可の展示だったので、写真も載せながら感想を残しておこうと思います。

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ペットロボット。LAVOTとaibo

寿司の3Dプリンタ。食品の3Dプリンタは実際に開発されているので、近い将来はこういうのも主流になるのかも。

研究所の培養室みたいなところで、聞いたことのある曲が流れ続けていて、なんなんだろうと思った(展示の説明はこの下に)

展示の説明を読んで、「すごく面白いこと考えるもんだなぁ」となった。
音楽を遺伝子組み換え微生物のDNAに保存するなんてすごい発想だ。

いつぞやのアンドロイドオペラのロボット。


人間と同じように、周囲の人や物の周期的な動きの影響を受けながら自分の周期的な動きも周りに影響を与えていく、という考え方は、単独じゃなく社会や環境の中の存在としては絶対に必要なんだろうと思う。

ちなみに、 アンドロイドオペラの動画はこれ↓。

botが作ったSNSの投稿が印刷されて流れてきているというもの。
選挙のときに、SNS上でbotを大量に作成して、政治的な動きをコントロールしようとした。という実際の事件を参考にして作られた作品らしい。

シェアード・ベイビー
血の繋がりや、父母一人ずつという制約を捨て去って、3人以上の人が協同で子供を育てる社会というものを考えた作品。少子化が進む社会にとっては、こういう形態も有り得そう。むしろ、今の育児や家族の形態が最適な方法というわけではないので、時代に応じて変化させていっても良いように感じた。

森美術館恒例の、展望台からの眺め。



全体的に、深刻な考えさせられる展示も多かったけれど、そういう意味では斬新なものも多々あり、
技術がどういう風に未来を変えるのか考えるきっかけとしてとても良かった展示だった。