4/22(土)ディメンション・ゼロ 望廊杯3rd カードン・トライアル

ビフォアセンチュリー構築戦という面白そうなレギュレーションの大会が開催されるようなので、どんな環境になるのか考察してみようかなという試み。

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使用可能カード


使用可能カードは下記の2種類の構築済みデッキに入っているカードたち。

ビフォア・センチュリー ストラクチャーデッキ
ビフォア・センチュリー ストラクチャーデッキ2

ディメンション・ゼロの初期カードのためカードパワーが抑えめであり、さらにカードプールも狭いため、D0のゲームシステムとしてのプレイの上手さが結果に出やすそう。
赤、白、青、緑の4色が使えるが、各色10種で最大30枚なので単色デッキにはできず、必ず2色以上のデッキにすることになる。そのため構築やプレイが少し難しくなりそう。

以下から、各色の特徴を簡単に見ていく。


敵軍エリアという条件はあるが、4コストでパワー7000になるタンネピコロが優秀。
2スマユニットが2種居り、パワーは低いが奇襲的な効果が活かせる可能性はある。
火力ストラテジーは使い勝手が微妙。プラズマ・ライフルの3000点火力がタンネピコロや珊瑚の森の魔女に刺さるかも・・・といった感じ。


1コスト4000のグレン・リベットが迎撃要員として優秀。3コスト以下のユニットや、奇襲性能の高いマーダラー・マンティスを1枚で迎撃でき、複数枚使えば大型ユニットも処理できる。
6コスト8000のロマネ・コンティもこの環境の最大パワーのカードの一つなので存在感がある。
また、ペガサス・ウィングが最後の詰めでゲームを決める性能がある。
一方で、2スマユニットが居ないのが欠点のため、1スマのみと割り切って高パワーで盤面を固めるか2色目の2スマを頼るか。


珊瑚の森の魔女とマーダラー・マンティスのリリースイン効果を持ったカードがあり、奇襲が可能。
ペンギン・ポーと益々繁盛というドローカードもあるので、ソウルなどの搦め手も手札に握りやすい。
4コスト以下限定だがバトルタイミングでバウンスできるディメンション・ロードもあり、タンネピコロの処理や最後の詰めに使える。
欠点は最大パワーが低く、トルネードの6000なので、パワーの高いユニットが居る色と組み合わせたいところ。


キューティー・バニー、虹に乗るフェアリー、誕生の宴というスマッシュ・エネルギーブーストカードが複数あるのが強力。
ユニットのパワーも高く、カオスビースト・スフィンクスは他の色の5コスト帯よりもパワーの高い7000で、ムーン・イーターは8000スマ2。
確定除去のケイオス・ハンドがあるため大型の対処もしやすい。
この環境の中では一番強い色かと思うが、欠点としては緑だけパワー+3000のソウルが無いこと。そのためバトルタイミングに瞬間パワーで負ける可能性がある。
(妖魔の剣士の加速と赤の火力を組み合わせて疑似ソウルに、、、は実用的なのか)

全体を通して


確定除去が少ないためパワー勝負が起こりやすい。
パワーラインとしては、
4000 グレン・リベットでの迎撃
6000 5コストバニラ
8000 ロマネ・コンティ、ムーン・イーター
あたりが重要になってくる。
これに加えて、+2000ベースや+3000ソウルでラインを超えられるパワーかどうか。

特に、赤、白、青にいる5コスト6000バニラが鍵になる環境となりそう。
ディメンション・ロードに当たらず、ケイオスハンドで除去されてもそこまで痛くない。
グレンリベットの迎撃は2枚必要。
最大パワーの8000ラインに対しては、先に出して対応を構えられるので+2000ベースで相打ち、+3000ソウルで返り討ちにできる。
移動2コストなのでラインを変えたり攻め込んだりもしやすい。

これに対してタンネピコロやスフィンクスの7000が活かせるかどうか、、、という感じ。

最後に


ビフォアセンチュリー構築は、いにしえの環境ならではの、ディメンション・ゼロの素材そのものの面白さを味わえる貴重な機会。
さらに、カードプールが狭いので構築済みデッキ戦のように相手の使用カードが予測でき駆け引きがしやすい良さがありながらも、デッキ構築のスキルも問われるという良さもあり、バランスの良いレギュレーションなのかなと思う。
参加される方には存分に楽しんでもらいたいです(羨ましい)。